こんにちは。
今日も晴れました。
残暑ですね。
紅茶を飲みながら、イギリス靴のキャップトゥダービー編に戻ります。
『クロケット&ジョーンズ』、『サンダース』、『ジョセフ チーニー』、『トリッカーズ』の次は、こちらです。
Church's CARTMEL
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久しぶりの新品靴ですね。(笑)
『チャーチ』は英国のみならず世界中のファッション好きからも人気の高い老舗靴ブランドですね!
ちょっと面白い記事を見つけました。(感謝)
ファッション的というより、経済的・文化的(?)な話になるでしょうか。
日本でもイタリアンファッションに習うスタイルがありますが、環境の違いを意識するとまた視点が変わりますね。
加えて、日本の環境も変化してきているので、それを意識するとまた視点が変わるかも。
JLやEGが秀でているのは日本でもイタリアでももちろん同じですね。
違いは靴に対するプライオリティであったり、現実的な価値観、でしょうか。
そこに前述した環境の違いも大きく影響しているのですね。
そうした中で、チャーチは現実的な高級靴として評価されているのでしょうね。
お洒落なイタリア人に選ばれるのですから、ファッション性も折り紙付きと言えるのでは!!?
そういえば、クラシコイタリアについて調べていた時も、足元は意外とイギリス靴を愛用する傾向があったようですね。
そうした影響もあって、EGの人気に火がついたのかな!?!?
そしてチャーチの根強い人気も一層高まったのではないかと。
そろそろ「CARTMEL」に戻りますね。
直営ショップでも見つかりました!
・・・でも、在庫が無いですね。
一時的な在庫切れなのか、廃盤なのか、、どうなでしょう??
因みに、こちらの記事でも取り上げられています。(感謝)
2017年8月25日付の記事で、秋冬の新作紹介でしょうね。
本靴の他、
パンチドキャップトゥオックスフォードの「GRANBY」、
サイドゴアブーツの「ANBERLEY」、
が掲載されています。
それでは、「CARTMEL」を見ていきましょう!(やっと・・)
ラスト173
ラスト173は、「CONSUL」や「DIPLOMAT」、「WESTBURY」や「CHETWYND」といった長年作り続けられているドレスシューズの名作達に採用されている『チャーチ』の主力ラストですね。
ラスト173は、これまでも度々登場してきました。
1940年ころから長年変わらずに主力を務めてきたラスト73。
その普遍的な地位はもはやイギリス靴の顔と言っても過言では無いのかも!!?
しかし時代は変化するもので、、、
1999年にイタリアの高級ファッションブランド『プラダ』の買収がありました。
2000年に誕生したラスト100を主力に据え、ラスト73は廃盤とされました。
ラスト100はロングノーズでボリューム感のあるラウンドトゥでした。
個人的には、ラスト100はラスト73とは異なる方向性だと思います。
その後、
2003年に誕生したのがラスト173です。
現代的なラスト100にクラシックなラスト73の特徴を取り入れたラストですね。
すなわち、現代的でありチャーチらしい個性のあるラストです!
以来、今日のチャーチの主力として君臨し続けています。
繰り返しになりますが、ラスト173は「CONSUL」や「CHETWYND」等の主力定番モデルに採用されています。
「CONSUL」は、ドレスシューズの普遍的デザインであるキャップトゥオックスフォードで、『チャーチ』においても不動の定番モデルですね。
「CHETWYND」は、現代の英国人が最もよく履いていると言われるフルブローグオックスフォードで、英国首相を務めたトニー・ブレア氏もまさに「CHETWYND」を履かれていたそう。
という流れの中で、キャップトゥダービーは不動の地位を築く事ができるでしょうかね!??
ドレスでもダービー(外羽根)が受け入れられるか否か、なのかな。
その中で「CARTMEL」が果たす役割も大きいのではないでしょうか!?
何と言ってもラスト173なのですから!
今回はここまでです。
ではでは。