こんにちは。
今日も晴れました。
今日は素直に過ごしやすい気温でしたね。
チューリップが「そろそろだよ」という気配を感じさせるようになってきました!
草木や花々が春を伝えていますね。
シングルモンクについて書いています。
イタリア靴の次は、アメリカ靴です。
シングルモンクとアメリカ、実は関係が深いようなのです。
こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
冒頭はシングルモンクの起源に関するお話で、15世紀のアルプス地方の修道士(モンク )のサンダルが原型と言われていましたね。
それを原型にした革靴がタウンシューズとして登場したのは1930年代になってからなのだそうです。(学)
逆にいうと、1930年以前はタウンシューズでは無かった?
この点、アルプス地方の修道士にとってはワークシューズでしたね。
そのまま長らくワークシューズという位置づけだったのか、
はたまた修道士だけが履く特殊な靴だったのか、
どうなんでしょう??
そして、『JOHN LOBB (LONDON)』からの情報が引かれていますね。
なんと、『ジョン ロブ ロンドン』ではシングルモンクは非公式な靴・カジュアルシューズという位置づけだそう。(驚)
イギリスではブラックのシングルモンクはフォーマルとみなされるって・・・???
そして、本題のアメリカのお話ですね!
1940年代のアメリカでは、冠婚葬祭も含めて履ける、フォーマルウェアとして発展した経緯があるそうです!!
その流れが広まって、シングルモンクは紐靴以外でフォーマルな場にも履ける靴と謳われるようになっていったのではないかとの事。
なるほど、アメリカでドレス化されたのですね!
もともとアルプス地方で修道士のワークシューズだった事を考えれば、西欧ではカジュアルな位置付けだったとしてもおかしくはないですよね。
カジュアルシューズと決まっていれば、デザインや素材もカジュアルなものが相応しいとなるでしょうね。
『JOHN LOBB(LONDON)』がバックスキンやコードバン、フルブローグとの組み合わせ等を提案されているのも納得です。
それがアメリカへ渡ると独自の発展を遂げるというのは、以前特集した「ウィングチップ」でもそうでしたよね!
イギリスのカントリースタイルである「フルブローグ」が変化を遂げ、「アメリカンブローグ」とか「ロングウィング」と呼ばれるようになりました。
シングルモンクも起毛革からスムースレザーに、カジュアルシューズからドレスシューズへと変化したのかもしれませんね。
バックルという装飾性の高いデザインを好む感じや、
西欧には無い(と思われる)ドレス仕様という新しさ、
靴紐を結ぶ手間がかからずに履けるという簡易さ・合理性、
などはアメリカ気質にも合うように思います!
そして、イギリスからアメリカへ渡って発展したトラッドスタイルが世界に広まるという現象もこれまで何度も起きてきましたよね。
そうして「日本のアイビールック」であったり「フレンチトラッド 」へ大きな影響を及ぼしました。
ドレスシューズとしてのシングルモンクもそうした流れに乗って世界に広まったのかもしれませんね!
因みに、1980年代頃の「フレンチトラッド」においてはシングルモンクがキーアイテムに入っていたそうですよ!
今回はここまでです。
ではでは.