こんにちは。
今日も冷たい雨でした。
冬の寒さでは無いのでしょうが、油断するとすぐに風邪をひきそうな寒さでしたね。
イタリア靴ブランドのシングルモンクを見てきました。
昔の雑誌に掲載されていたり、ショップで目の保養をさせて頂いたりした、憧れの高級靴を沢山取り上げる事が出来ました。
今では伝説に近い存在のブランドもありましたね。(尊)
そして、今見ても、やはり良いものは良いですね!
イタリア靴に入る前に、あれこれと思いのままに雑談させて頂きました。
繰り返しとなりますが、
特に90年代頃のイタリアはファッション全体に大きな影響を及ぼしたように思います。
もともとはイギリスやフランスの高級ブランドの生産を担っていたイタリアは、手仕事を中心とした職人による高品質なモノ作りに長けていたのでしょうね。
そして徐々に自らがブランドとして表舞台に出るようになってきました。
80年代頃からの「クラシコイタリア」はまさにモノを作る工房が立ち上がった契機でした。
そうしたモノを作れる環境を背景に、イタリアから発信されるデザインが世界を席巻するようになりました。
僕がイメージしているのは『Dolce&Gabbana』や『Gucci(Tom Ford)』、『Prada』を筆頭とするミラノコレクションですので、
90年代頃からの「イタリアンモード」と呼びましょうか。
それによりクラシックスタイルにもイタリアンデザインが大きく影響するようになりました。
そうして誕生したのが2000年代頃からの「新しいクラシックスタイル」なのかな、というイメージを持っています。
ざっくりと言えば、スマートなドレスやカジュアルのスタイルですね。
この流れで、これまで取り上げてきたイタリア靴ブランドを並べ直してみましょうか。
書き始めた時にはそこまで考えていなかったので・・・。(苦笑)
80年代頃が『SUTOR MANTELLASSI』、『Silvano Lattanzi』、『Enzo Bonafe』、でしょうか。
『SUTOR MANTELLASSI』は1912年創業という歴史もありますが、4代目社長ルカ氏が「クラシコ イタリア協会」の会長を務めた意義は大きいですよね。
『Silvano Lattanzi』は1971年に創業した『ZINTALA』が瞬く間にクラシコイタリア を牽引した功績からです。
『Enzo Bonafe』はクラシコイタリアと結びつくような情報が僕の記憶には無いのですが、創業が1963年であることと、時代に合わせながらクラシカルなドレスシューズをきちんと作りづつけているブランドという印象があるので。
90年代頃からが『Stefano Branchini』、『BETTANIN&VENTURI』、『Santoni』、でしょうか。
『Stefano Branchini』は圧倒的な個性でイタリア靴の存在感をグンと引き上げた功績は大きいと思います。他ブランドもその影響を受けずにはいられなかったと思います。
『BETTANIN&VENTURI』はそのブランキーニを支えていたそうなので。
『Santoni』は1995年に発表したレザー スニーカー「メンフィス」が大ヒットしましたし、流行りのデザインを製造・販売する事に長けたブランドという印象があります。
2000年代頃からが『Stefano Bemer』、『F.lli Giacometti』、でしょうかね。
『Stefano Bemer』はプレタポルテが始まったのが2000年からなので。
『F.lli Giacometti』は日本で人気となってきたのは10年前くらいからだと思います。
あくまで僕の超個人的な見方による、
創業年順では無く、そのブランドの影響力が大きかった時期を想像しての、
順番です。
今でもスタイルをあまり変えずにいるブランドや、
その後あまり見かける事がなくなってしまったブランドもありますね。
というのは、イタリア人気の後、徐々にイギリス人気に移り変わっていきましたよね。
その点、『Santoni』や『Enzo Bonafe』などは時代に合わせて柔軟に対応するのが上手な印象があり、今もなおショップで見かける事が多い人気ブランドですね。
それではそれらのイタリア靴ブランドにはイギリス靴ブランドのように人気の定番モデルがあるだろうか?
と考えると、、、
無いかも・・???
そう・・イギリス靴ブランドと違い、イタリア靴ブランドには定番モデルは無いのかも!??
今回はここまでです。
ではでは。