こんにちは。
今日は晴れました。
気温もちょうど良く過ごしやすい日でしたね。
フランス靴ブランドのキャップトゥダービーを取り上げています。
『Paraboot』の次はこちらのブランドです。
AUBERCY PEARCE
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『オーベルシー』です。
「高級フランス靴のABC」(AUBERCY、Berlutti、Corthay)の1つとして名前が上がるブランドです!
・・が、正直あまり馴染みのないブランドです。
靴雑誌などではよく見るのですが、実物を見られる機会があまり無いのかな、、。
こうこく
あらためて、ブランドについてから確認したいと思います。
本靴の紹介欄にも丁寧な説明がありますし!
『AUBERCY』はレニー・オーベルシーとアンドレア・オーベルシーが1935年にフランスのParisで創業しました。
両氏はイギリスで靴作りを学んだ経験があり、創業当初はイギリス靴の影響を強く受けたモデルを発表していました。
やがてフランス独自のディテール、エスプリ的なデザイン性、貴族趣味的な美しさを加えながら、フランスで評価されるブランドとなりました。
1950年代半ばになると、BESPOKEはフランス本店で継続しながら、既成靴の生産拠点はその高度な技術と特有の美しさに惚れ込んだイタリア・ボローニャにある老舗高級ブランド『ENZO BONAFE』工房に依頼するようになりました。
フランス本店BESPOKEラインとは違う『AUBERCY』ならではの既成靴ラインの魅力といえば、
根本に流れる英国靴の理念、
フランス靴特有の貴族文化エスプリ、
そしてイタリア『ENZO BONAFE』が持つイタリア特有の艶と芸術性、
という三カ国のもつエッセンスがうまく融合し独特の美しさと個性を放っているといえます。
なんと、あの『ENZO BONAFE』が既成靴を作っているのですね!(驚)
ただ・・
以前『Enzo Bonafe』の歴史について調べた事がありましたが、
ボナフェ氏がボローニャに工房を開いたのが1963年でしたよね。
その前は『A・TESTONI』で修行されていましたので、、、
1950年代半ばはまだ『A・TESTONI』で修行中ではないのかな??
ともあれ、こちらの記事(感謝)の下の方のブランド説明欄を読んでも、
「自社ブランドの靴のほか、ウィーンのZAK、パリのAUBERCYなどの靴店の靴も手掛けている事で知られている。」とありますので、それは間違い無いのでしょう。
そうなると、何だか少し親近感を覚えるような!?(笑)
あともう1つ思い出した事があります。
以前『STEFANO BI』について調べた事がありました。
LVMHグループに入った『STEFANO BI』は、『Berluti』や『Louis Vuitton』の靴の製造の他に、『Corthay』や『Aubercy』のプレタポルテの製造もしている、という情報がありましたね。
『STEFANO BI』もイタリアの靴ブランドでイタリア製です。
・・・両社に製造を委託しているのかなぁ??
せっかくですので『Aubercy』の本国HPも拝見しました。
洗練されたデザインと上質な素材感が伝わってきます。(凄)
ABCの1つに挙げられる訳ですね。(敷居)
品質のところを拝見すると、いろいろな拘りが紹介されています。
例えば革。
第二の皮膚のような革は耐久性と美しさを兼ね備え、常に12〜14mmの厚さで柔軟性もあります。
そして一生の形と美しさを維持するために少なくとも25日間はラストとともにあります。
例えばステッチ。
ステッチ1cmあたり5針で縫われてるそうです。
針が残した穴が見えず、テンションも完璧であると。
例えばソール。
ソール幅は訳3mmと非常に薄く、
2,5cmごとに12のノッチで目付がされているようです。
他にもコバやヒールやソールの手仕事など、ビスポーク譲りのディテールが紹介されています。
では靴を見ていきまし・・・
というところで、
今回はここまでです。
ではでは。