こんにちは。
今日も晴れました。
が、まだ結構寒いですね。
特に朝晩は冷えを感じます。
冬服はまだ仕舞えませんね・・・。
宇多田ヒカルさんの新アルバム『BADモード』が届きました!!!
昨年末にも少し書いていましたね。
これからしばらく、浸りたいと思います。(幸)
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シングルモンクに戻ります。
イギリス靴ブランドに続いて、
フランス靴ブランドのシングルモンクを取り上げました。
J.M.WESTON、HESCHUNG、Paraboot、
そして、ついにBerlutiにまで踏み込んでしまいました。
トラディショナルでオーソドックスなスタイルというよりも、
クラシカルでアーティスティックなスタイルでしたね。
それはベルルッティというブランドがイタリア寄りなデザインを上手に取り込んだブランドだからではないかと思われます。
そもそも創業者のアレッサンドロ氏はイタリア出身でしたし、4代目当主オルガ女史も幼少期をイタリアで過ごしておられたとのこと。
ベルルッティの革新的なデザインは幼少期をイタリアで過ごした彼らによって生み出されていましたね!
そして、ベルルッティが大きく躍進したきかっけが90年代頃からの既成靴ではないかと思われます。
日本に初上陸したのも1999年だそうで、青山の本店ですね。
既成靴があればこそ海外にも出店できるのでしょうね。
その既成靴を完成させる上で欠かせないのがヴェネチアレザーです。
そのヴェネチアレザーは名前の通りイタリアで作られる特別な革ですね!
やはりベルルッティの背景にはイタリアがあるように思えてならないのです。
そしてこの頃、個人的にも特に90年代のイタリアが気になっています!
そこから2000年代(Y2K)のスタイルへと続くのですが、震源は90年代ではないかなと。
この点、個人的にはここ数年、イギリススタイルにアレンジを加えたトラッドスタイル、僕は特にフレンチトラッドが好きで、ルーツであるイギリススタイルへの関心が今現在も続いています。
そうなってくると、イタリアスタイルは何となく違うような感覚があって、じわじわと遠ざかってしまったような・・・。
実際のところ、色気のあるイタリアスタイルとトラッドスタイルというのはなかなか合わせづらいかなぁと。(苦笑)
ただ、もともと嫌いでは無いと自覚しています。(笑)
そして、ベルルッティを取り上げてしまったことで、久しぶりにイタリアが少し気になってしまいました。
特に90年代のイタリアです!(再)
その前に、80年代あっての90年代ですよね。
80年代のイタリアといえば、
アルマーニやベルサーチェが世界的な注目を集め、
1986年にはクラシコイタリア協会が設立されました。
この頃の様子について書かれた記事を読ませて頂きました。(感謝)
当時のイタリアファッションは国内外の有名ショップやフランスなどの名門ブランドの生産を請け負うファクトリーブランドとしての役割が大きかったのですね。
すなわち、デザイン・ブランドはフランスやイギリス、生産はイタリア、という構図でしょうか。
そこにアルマーニなどがイタリアブランドとして台頭してきたのでしょうね。
また「クラシコイタリア協会」は技術力を磨き、実力をつけ、注文先にアピールし、その後の自社ブランド創設への道が開拓されていったのでしょうね。
80年代に「Made in Italy」の評価が高まっていく機運が生まれていますよね!
その機運が大きな盛り上がりを見せたのが90年代ではないでしょうか!!
それを象徴するブランドが『ドルチェ&ガッバーナ』ではないかと個人的に思います。
1985年にミラノでレディースコレクションを発表し、メンズは1990年からです。
『ドルチェ&ガッバーナ』は、サルトリアの手仕事を範とするクラシコな要素をモードに取り入れて、クラシックとモードを結びつけました。
また、(ダメージ)デニムにテーラードジャケットやドレスシャツを合わせるミックスコーデも確立させましたね。
因みに同時期、グッチはトム・フォードが牽引し、プラダがメンズをスタートし、ジルサンダーも活躍していました。
90年代のイタリアは「それまでのクラシック」に大きな影響を与え、「現代的なクラシック」を生み出していったのではないかと思われます。
特にミックスコーデによってドレスのカジュアル化の流れが一気に進んだように思います。
それはイタリア流のトラッドスタイルとも言えなくは無いのかもしれません。
でも、アイテム1つ1つが従来のトラッドアイテムとは異なるイタリアンデザインなのです。
ですので、「それまでのクラシック」からイタリアのエッセンスが入った「現代的なクラシック」へと変わっていきました。
その1つがドレスシューズですね!
イタリアのモードが牽引するロングノーズが勢いを増していき、トラッドなショートノーズは交代を余儀なくされていきました。
今回はここまでです。
ではでは。