こんにちは。
今日も晴れました。
お陰様で過ごし易い気候になりましたね。
エンツォ・ボナフェのシングルモンクを取り上げています。
今回はこちらです。
Enzo Bonafe EB47
これからの時期にもぴったりなスリッポンです!
ラストLUNA
LUNAというラストです。
解説を読むと、
「ボナフェの木型は全般的に甲高でヒールが大きめの作りのものが多いですが、
この「LUNA」という木型はカカトが小さめの設計で日本人の足にフィットし易い」
との事。
前回も少し書きましたが、やはり日本人の足へフィットするラストが選ばれていますね。
因みに『Refare』はリペアを軸としたショップで、あのBootBlackのシュークリームもリファーレとコロンブスが共同開発して誕生しました。(凄)
靴のプロがセレクトした一足が今回のモデルなのです!
ノーズ長はロングではありませんが、詰まった感じも無く、中庸な長さですね。
ボールジョイントからトゥへと内外から緩やかに窄まっています。
トゥは自然な丸みのラウンドトゥです。
サイドウォールも丸みがあります。
ヴァンプはしなやかなカーブラインを描いています。
LUNAという名前の通り、綺麗な丸みとしなやかなカーブが魅力的ですね!
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スリッポン
クォーターの革の切り返しも、羽根もありません。
スリッポンをベースとしたシングルモンクです。
サイドをぐるりと見渡してみても、継ぎ目がありません。
サイドの革は一枚革で、ヒールで縫い合わされるデザインですね!(贅)
乗せモカ
ヴァンプのモカ縫いは、「クラシックな靴によく見る乗せモカ」です。
すなわち、サイドの革の上にヴァンプの革を乗せて縫い合わせています。
綺麗な革のカット、細やかなステッチ、丁寧な仕事ですね!(美)
アッパーは、光沢感の強い、映り込むようなカーフですね!
ストラップ、バックル
ストラップは、インサイド側のタンと接するトップラインの少し下辺りに、別革を乗せて縫い付けるデザインです。
幅は全体のバランスからすると少し太めだと思います。
カジュアル過ぎるほど太くは無く、ドレス感を損なわないギリギリのバランスですね。
先端は剣先型でシャープな印象です。
ストラップがやや太めとなった理由は、おそらくバックルにあるのでは!??
大きめですよね!!
シルバーのシンプルなフレームで、幅も細く、ボリューム感はそれ程では無いのですが、
大きい!!
これは敢えて大きめを取り入れたデザインでしょうね。
角は丸みがある長方形で、靴全体の丸みとも調和しています。
ドレス感を損なわないデザインのバックルで、
少し大きめのバランスにした事で、アクセサリーのような感じですね!
因みに、商品説明を読むと、
「ストラップは装飾ですので、脱ぎ履きはスリッポンのように履いて頂け、楽ちんなシューライフを楽しめます」
との事。(笑)
後ろ姿
サイドの革をヒールで縫い合わせています。
縫い合わせの上から市革が当てられています。
上端にダブルステッチが見られますね!
JLのようなデザイン??
イタリア靴ブランドにはそういうところがありますよね。
この後ろ姿、
釣り込みによる革の張り加減でしょうか(?)、
ボナフェらしい感じ、特徴があるように思います。
ソール
底付けはハンドソーンウェルテッド製法との事。
シングルレザーソールです。
コバを見ると、トゥからヒールの手前まで、細やかな目付が施されていますね。
ヒールはコバの張り出しがありません。
スリッポンはカジュアル靴なので、このようなデザインがオーソドックスでしょうね。
底面は縫い目が見えないヒドゥンチャネル仕上げです。
実直で丁寧な仕上がりですね!(美)
おまけ
状態の良い(ほぼ未使用?)ユーズドも見つけました。
各1点づつです!(急!)
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↑は6.5です。
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↑はサイズ8 1/2です。
今回はここまでです。
ではでは。