こんにちは。
今日も晴れました。
そして、暑かったぁ・・
「暑かった」?
そう、「暑かった」で間違っていないです。
春を飛び越えて初夏?っていうくらいでしたね。
前回の続きです。
エンツォ・ボナフェのシングルモンクを取り上げています。
今回はこちらです。
Enzo Bonafe EB47 スウェード
前靴と同じEB47です。
同じデザインで、
アッパーの素材違いですね!
スーパーバック
商品説明には「オリーブブラウンのスーパーバック」とあります。
すーぱーばっく???
ググったところ、こちらの記事を見つけました。(感謝)
あの、有名な、(笑)
「Charles F Stead」社のスエードです!
記事では2種類のスエードを比較されていますが、明らかに違いますね。(納得)
こちらの記事には同社の歴史についても書かれていますね!(学)
創業は1904年。日露戦争の年との事。
・・今も戦争、、、(悲)
素晴らしいスエードが誕生したきっかけは第二次世界大戦です。
国の命を受けて高地で戦闘するRAF(Royal Air Force)に衣服、靴、手袋を供給するためにスエード生産を軸に切り替えたそうです。
これをきっかけに高品質なスエード 生産技術が確立されました。
「最高の原材料を探し、最高の染料を使用し、全工程で一切の妥協をしない。」
同社のスーパーバックは銀面付きの革を使い、その裏側を起毛加工しています。
そのため、長年の使用に耐えられる丈夫な革となっています。
スーパーバックは毛足が短く、細かく、均質なので、とても上品な印象ですね。
カジュアルなデザインの靴でも上品に仕上げられるスエードだと思います。
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他のデザインは前靴と同じです。
前回の繰り返しとなりますが、ざっと書き出します。
フォルム
クォーターも羽根も無いデザインですので、スリッポンです。
ラストはLUNAです。
カカトが小さめに設計されているため日本人の足にフィットしやすいそう。
綺麗なカットに細やかなステッチで、丁寧な仕事ですね。
スーパーバックの細やかな起毛感とも馴染んでいて、上品な印象です!
ストラップ、バックル
ストラップはインサイド側のタンとトップラインが接する辺りのすぐ下から、別革を乗せるデザインとなっています。
幅は少し太めのバランスですね。
というのは、バックルを大きいサイズにしているからではないかと思われます。
フレーム幅は細く、シンプルなデザインですが、
サイズが大きいのでアクセサリーのような感じですね!
色はアッパーのオリーブブラウンと相性の良い艶有りゴールドです。
この色合わせは『Refare』のみ展開の特別モデルとの事!
ソール
底付けはハンドソーンウェルテッド製法です。
シングルレザーソールです。
トゥからヒールの手前までのコバには細め付けが施されています。
底面はヒドゥンチャネル仕上げです。
感想
ショップでも「イタリアンクラシックな佇まい」と紹介されておられますが、
確かに昔の、90年代よりも更に昔の、フランスやイタリアといったContinentalのトラッドスタイルを思わせるようなデザインかなと思いました。
スマートで円やかなフォルムや細やかなステッチがとても上品ですよね。
こういう靴ではバックルはアクセサリーとしての役割が大きいように思われますね。
かつて宮廷で・・を思い起こします。
おまけ
状態の良いユーズド(ほぼ未使用)を見つけました。
1足のみです!(急!)
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ブラックのスエードで、
サイズは5です。
デザインは今回取り上げたモデルと共通していますが、
よく見ると少し違いもあります。
ソールを見ると、ウエストの辺りに丸みをもたせる仕事が施されていますね。
それにより、ウエストが細く見えます。
おそらく1つ前のこちらのモデルの素材違いではないかと。
今回はここまでです。
ではでは。