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真っ白なテニスシューズを履きたい気分(55)JOHN LOBB ④ WINNER SPORT

 こんにちは。

 今日は曇り空の一日で、少しパラッと降ったのかな??

 何より、夜は湿気を感じます。

 いよいよ蒸し暑くなってきたのかのかなぁ・・・。

 

 前回の続きです。

 ジョンロブのスニーカーについて書いています。

 2003年に最初のスニーカー「SPRINT」が、2009年には「WINNER」が発表されました。

 そしてあのラグジュアリーブランドとのコラボまでしてしまいます!

JOHN LOBB WINNER SPORT

  コラボレーションの相手は、イギリスを代表するラグジュアリースポーツカーブランド『ASTON MARTIN』です!!

 アストンマーティンと言えば、映画007でも有名ですね。

www.astonmartin.com

  そう言えば、ジョンロブも007とはご縁がありましたよね!?

 

 そんな両者がいかにして出会い、

 どのような経緯で「ウィナー スポーツ」が誕生したのか?

 

 まずは発売された年をググっていて、こちらの記事を見つけました。(感謝)

openers.jp

 例によって記事の年月日は2015年4月8日となっていますが、

 記事を読むと「ロンドンオリンピックが開催される記念すべき2012年」とあります。

 ですので、「ウィナー スポーツ」の発表はその頃と思われます。

 

 こちらの記事も見つけました。(感謝)

www.gqjapan.jp

 2012年6月14日の記事ですね。

 おそらく発売はその頃だったと思います。

 

 開発の経緯についての記事も見つけました。(感謝)

openers.jp

 コラボのきっかけは、ジョンロブ・クリエイティブディレクターのアンドレス・ヘルナンデス氏とアストンマーティン・デザインディレクターのマレック・マイヒマン氏の出会いから始まったそうです。

 そして、なんと約2年もの時間をかけて開発されたそうです。

 理由は、完璧な仕上がりを求めるから!

 

 革についても言及がありますね!!

  2012年当時に「世界的に良質な皮革が枯渇してると聞いていると聞いていますが。」という質問がされています。

 やはり160年の歴史、サプライヤーとの信頼関係、エルメスグループのサポート、そして弛まぬ努力があってジョンロブの革があるのですね。

 

  カッコイイ動画も見つけました! 

www.youtube.com

 

  それでは「ウィナー スポーツ」をみてみましょう!

デザイン

 基本的なデザインは「ウィナー」を引き継いでいるとの事です。

 特徴的なアッパーの革の切り返し、特にサイドの大胆な切り返しは確かに「ウィナー」ですね!

 

 レースステイも長めで、6ホールです。

 左右の羽根の間が空いていて、U字型になっていますね。

 

 小指の辺りには5つのパンチングが入っています。

 

 これらの特徴的なデザインも「ウィナー」と同じです。

 

 8695ラスト

 

 ラストも「ウィナー」と同じ8695です。

 2000年からのドレスシューズの主力ラスト7000の1つ前の主力ラストで、落ち着いた気品のあるフォルムですね。

 フォーマルなドレスシューズにも使われるラストを採用する事で、スニーカーとは言え非常にエレガントな佇まいです。

 

 そして、今回のシューズはアストンマーチンとのコラボレーションです。

 すなわち、アストンマーチンから見ても納得のいくシューズでなければいけないという事ですよね。

 そういう意味でも8695ラストの美しさは高く評価されていると言えるのではないでしょうか。

 

 次に、「ウィナー」とは異なるデザインについてチェックしてみます。

レーシングカーフ

 アッパーには「レーシングカーフ」と名付けられた上質なフルグレインレザーが使われています。

 柔らかいだけではなく、ホールド感もしっかりしている革が選ばれたそうです。

 アストンマーチンとのコラボだけあって、ドライビングを意識したレザーですね!

 

 そしてジョンロブでは珍しい8色ものカラーラインナップを揃えたそうです。

 内訳は、ホワイトソールで4色、レッドソールで4色です。

 色の選定は、アストンマーティンの既存のボディカラーの中から抽出したそうです。

 

 更には、アッパーと同色のシューレースの他に、ソールと同色のシューレースも付くそうです。

 アッパーと同色を選べばシックな印象、ソールと同色を選べばスポーティーな印象になるでしょうね!

 

アウトサイドカウンター 

 「ウィナースポーツ」を後ろから見ると、アウトサイドカウンターの革の切り返しがありますね。

 ヒールを保護強化するのはドライビングシューズを意識したデザインだと思われます。

 

ライニング、アンクルパッド

 ライニングはソフトなシープスキン製です。

 アンクル部分のパッドもソフトに仕上げられています。

 トップライン全体にパッドが入るのは「ウィナー」と異なるデザインですね。

 

アウトソール

 このモデルのために作られたラバーソールの安定感も素晴らしいとの事。

 特に、ヒール箇所はアッパーに被るような高さがありますね。

 ドライビングシューズを意識してヒールが補強されたのではないでしょうか。

 

 底面の刻み込みのデザインは「ウィナー」と同じで、大きな「JL」ロゴが並んでいます。

 

外鳩目

 そして個人的に「ウィナースポーツ」の美意識を強く感じたのは鳩目です。

 ドーナツ状の外鳩目には小さなパンチングが施されていて、凝っています。

 記事でも言及されている通り、ホイールをイメージさせますね!

 「ウィナー」よりグッとスポーティーな印象がするのはこの外羽根が効いているのではないでしょうか。

 

おまけ

 色・サイズ違いのユーズドを見つけました。 

 

感想

 2003年の「スプリント」、2009年の「ウィナー」、2012年の「ウィナースポーツ」と見てきました。

 「スプリント」はラスト7000という現代的なラストを採用し、ホールカットのようにシンプルなデザインでした。

 対して後発の「ウィナー」や「ウィナー スポーツ」はもう少しノーズが短く、もう少しボリューム感があるラスト8695を採用し、大胆な革の切り返しが印象的なデザインを採用したというのは興味深いですね。

 カジュアル化の流れがじわじわと進んできたのかな!??

 

 今回はここまでです。

 ではでは。


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