こんにちは。
今日も晴れました。
昨日よりは少し暖かかったかな。
では前回の続きです。
ジョンロブのCleveについて書いています。
https://www.johnlobb.com/ja_jp/uk-sale/cleve-single-leather-sole
カーフ
ジョンロブの魅力の1つは、何と言っても極上の革ですね。
革質に関しては、時代環境の変化等もあって色々と言われる事はありますが、
現在一般的に販売されている革製品の中では、トップクラスにあると言っても良いと思います。
その分価格もトップクラスにあるのですが・・・。(苦笑)
とりあえずそこは置いておいて、
やはり極上のカーフは、滑らかさ、しなやかさ、復原力、が違います!
その触感は画像では伝わりませんが、美しい艶にその一端が現れているでしょうか!?
樹脂加工されているわけでは無く、コードバンでも無い、スムースレザーでこの艶です!
艶が滑らかで瑞々しいですよね。(うっとり)
装飾の少ないプレーントゥダービーは革の魅力がしっかり現れるデザインですね。
もちろん、ライニングもしっとり滑らかな革で極上ですし、
レザーソールも素晴らしいです。
素材の良さは、足当たりの良さ、歩行時の感触の良さ、に繋がりますね!
ソール
もちろんグッドイヤーウェルト製法です。
この価格帯であればハンドソーンを期待してしまうでしょうか?
でも、あくまで既成靴の中で最上級を追求した答えがジョンロブなのだと思います。
極めて上質な素材を使って、技術力のある職人がマシンを使って丁寧に作るグッドイヤーウェルトなのです。
そして、シングルウェルトです。
出し抜いの糸も目立たず、コバの張り出しも押さられていてますね。
ドレスシューズらしいスマートなソールです。
クリーブは通常ラインの靴ですから、ウエストやコバの仕上げは平坦です。
裏はヒドゥンチャネルですが、カラス仕上げはありません。
さらっと書きましたが、仕事は丁寧で素材も非常に上質です。(美)
ジョンロブでは、このクオリティで他の靴ブランドでの通常ラインに相当する位置づけなのです。
おそらく他の靴ブランドであれば、最上級ラインに置かれるのではないかと思います。
個人的な感想ですが、「シティ」がプレステージラインでは無くても評価が高い理由の1つはこういうところにもあるのかなと。
まとめ
クリーブは、基本的にはベーシックなプレーントゥダービーですね。
そこにステッチのデザインを少し取り入れて、新たな表情を生み出しています。
以前取り上げたトリッカーズのM6467 WILTSHIREと比べてみましょうか。
WILTSHIREの方がよりクラシックなデザインだと思います。
M6467 WILTSHIRE / BLACK CALF (LEATHER SOLE) | MEN | Tricker's | トリッカーズ 公式オンラインショップ
クオーターの革の切り返しがあるデザインで、
5アイレットの内鳩目で、
NAVVY CUTです。
クラシックなプレーントゥダービーのドレスシューズのお手本のような靴ですね。
Cleveもステッチを変えればWILTSHIREと同じようなデザインとなりますよね。
そのクラシックなデザインをベースに、ステッチにデザインを加える事で新しいクラシカルなプレーントゥダービーへと挑戦しているように思います。
そのデザインの挑み方にエルメス的な感性があるようにも思えますね。(笑)
ではでは。