こんにちは。
今日も晴れました。
日中は割と暖かかったですね。
快適でした。
プレーントゥダービーについて書いています。
前回はジョンロブのCleveを取り上げました。
今回もジョンロブから。
JOHN LOBB ZENNOR
https://www.johnlobb.com/ja_jp/mens-shoes/oxford/zennor-chambord-double-sole
4アイレットの内鳩目でドレスシューズかと思いきや、、、
カジュアルシューズ!??
そもそも・・・ダービー??
因みに、Zennorはイングランドのコーンウォールにある村?の名前でしょうか。
ラスト7000
前回取り上げたCleveと同じく、ラストは7000を採用しています。
ジョンロブのドレスシューズの主力ラストですね!
やはり流れるように美しいラインですね。(雅)
7000ラストなのに、どうしてカジュアルシューズのような印象を抱いたのでしょう?
ダービー(?)
クオーターの革の切り返しがありますね。
羽根の下端はアッパーから離れて、大きく開く構造です。
という事は、ダービー(外羽根)・・・と言っていいのではないかと思います、、、。
歯切れが悪い理由は、、、
バンプとクオーターの縫い合わせの箇所をよく見ると、
バンプの革が上・クオーターの革が下
に重ねられて縫われているのです!
???
でしょうか?
ダービー(外羽根)の場合はクオーターの革が上に被さって縫われるのが通常でして、
逆に、バンプの革が上になる縫い方はバルモラル (内羽根)の場合ですよね。
羽根に寄った画像で確認してみましょう!
バンプの革が上、クオーターの革が下、に重なって縫い付けられていますね。
にもかかわらず、羽根の下端はバンプに縫い付けられていません。
バルモラルの作り方なのにダービーになっている、
もしくは、ダービーなのにバルモラルの作り方がとられている。
この違いがゼナーに独特の上品さをもたらしていると思います。
因みに、羽根の下端がバンプと縫い重ねられるとバルモラル (内羽根)になりますね。
そして、バルモラルのプレーントゥとなると、かなりドレス寄りな印象になります。
ジョンロブですと、名作「ガルニエ」がそうですし、その後継モデル「シートン」ですね。
Seaton
https://www.johnlobb.com/ja_jp/mens-shoes/seaton-prestige-leather-sole
クラシックを踏まえたデザインで、フォーマルな印象もあります。
ゼナーは羽根の下端がバンプに縫い付けられていません。
しかもバンプと羽根の間が空いていますね!(驚)
というのも、4アイレットなのです!!
ここが5アイレットであれば羽根はバンプまで届くと思いますが、
敢えて1つ減らして空間を作っていますよね!!!
これは意図的なデザインですよね。
このデザインによって外羽根がより目立ち、カジュアル感が出てきますね。
今回はここまでです。
ではでは。