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スカイフォール③

 こんにちは。

 今日も天気に恵まれました。

 洗濯物がよく乾く!(喬太郎師匠風)

 

 夜は今年最初の「冷やし中華作りました」。(笑)

 錦糸卵、きゅうり、トマト、冷しゃぶをトッピング。

 

 では前回の続きです。

 映画007『スカイフォール』を観ています。

 NATO潜入捜査官のリストが入ったHDが奪われ、

 MI6の建物が爆破され、

 リストを解析されて潜入していたエージェントが殺害され、

 英政府はMの責任を追及し、首相の審問会が開かれます。

 大臣からの糾弾を浴び続けるMに、マロリーが弁明の機会を作ります。

 そこでMの演説です。

 ここが僕的にはハイライト。

 というのが前回までのおさらい。(笑)

 

 今回はここからです。

 Mの演説が染み渡る中、シルヴァがMを襲います。

 なんて絶妙なタイミング!

 まるで映画みたい!!(笑)

 Mの演説に説得力をもたらしました。

 

 Mに銃口が向けられ、絶体絶命の瞬間、

 マロリーがMを救います。

 そう、マロリーは決してMの敵では無かったのです。

 そしてボンドが救出に現れます。

 戦禍の中へ臆する事なく入っていく姿は、やはり007!!

 

 危機を脱したボンドはそのままMを連れ去って独自行動へ出ます。

 それを受け入れたMは、何か覚悟を決めたような。

 これまでもMは終始冷徹な姿勢を崩さない存在です。

 だからこそ、ほんの僅かなニュアンスの変化で心の機微が伝わるように思います。

 公用車から私用車に乗り換えるのですが、その車はアストンマーチンDB5。

 ここで007のテーマが鳴りますね。

 

 ボンドが決戦の地に選んだのが「スカイフォール」。

 そこは自身が生まれ育った因縁の土地でした。

 スカイフォール

 映画のタイトルであり、

 アデルの主題歌であり、

 今ボンドとMが置かれている状況。

 空が落ちたような、どん底まで落ちた時、辿り着いたのは原点であり志なのかな。

 そこからもう一度、己の力だけで強敵に立ち向かう。

 

 ボンドとMの他に、キンケイドが登場するのですが、彼が意味するものは何だろう??

 ここは未だによく分かりません。

 

 ボンドの腕の中でMは息をひきとりましたが、その最期の言葉も意味深です。

 「私は、一つだけ正しい事をした。」

 いろいろ想像は膨らみますが、

 自らの判断でジェームズ・ボンドを復活させた事、なのかなって思いました。

 テストの結果よりも重要な、Mが自身の目で判断した根本的な資質。

 それは公聴会でMが語った言葉にもありましたね。

 

 そしてMの精神を引き継ぐ新体制が誕生します。

 あのブルドッグの置物はMの遺言によってボンドへ引き継がれました。

 ミス・マネーペニーが登場し、

 新Mとなったマロリーは男。

 新しいMI6体制ですが、実は原点に戻っている!?(笑)

 いや、ストーリー上はあくまで新MI6です。

 次作への期待を大きくするエンディングでした。

 

 『スカイフォール』の感想が思いの外長くなりました。

 アクション映画としては、過去の作品と比べても、また同時代の同ジャンル作品と比べても、正直ちょっと弱いかもしれません。

 (それでも十分迫力のある映像なのは、さすが007ですね!)

 ただ、物語性は強くなったように思います。

 今回僕はMを中心に観てしまいましたが、

 もちろんボンドを中心に観ても色々と考える事ができます。

 それが本来素直な見方でしょうね。(笑)

 何と言っても、冒頭から一度死ぬ訳ですし。

 また、シルヴァが抱える思いを想像する事もできるでしょうね。

 

 映像も、敢えて映すモノ、敢えて通る道、敢えて使う単語、などが散りばめられているようです。

 とても1回観ただけでは分からない!(笑)

 

 今回はここまでです。

 ではでは。


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