こんにちわ。
前回は、新品の靴を履き下す前に靴クリームを入れる事について書きました。
今回は、その際に僕が使っている靴クリームについて書こうと思います。
靴クリームとは
前回も軽く触れたのですが、おそら一般的に靴クリームというと、アッパーの革に使うクリームを言うと思います。
もちろん、アッパーの革といっても、牛革のスムースレザーの他に、牛革に型押し加工したもの、ヌバックやスエード、コードバン等さまざま有ります。ですので、素材に合った製品を選ばなければなりません。
ここで僕が言う所の靴クリームは、牛革のスムースレザーに使うクリームの事ですのでご了解下さい。
そして、かかる靴クリームも、メーカーごと・製品ごとで成分等が違うので、使い心地や仕上がりが違ってきます。
靴好きの中には、靴クリームを❝嗜まれる❞方もおられます。先日ご紹介した『最高級靴読本~』でもその一端が掲載されています。いろいろ楽しめる本ですので、オススメです。
僕が使っているクリーム
僕が靴クリームに求めるのは、革の健康(?)な状態を維持して長く快適に履けるようにする事です。
鞣された革に「健康」という言葉が使えるの?、という問答は置いておいて、僕は靴と自然体のお付き合いを楽しみたいのです。
ですので、色付けや艶光りにはあまり興味がありません。僕の靴は化粧ッ気が無いですよ(笑)。
その結果、僕が使う靴クリームは無色がメインです。
因みに、靴の色に合わせたクリームも持っています。持っていますが、靴全体に塗布する事は無いですね。嫌な小傷を見つけた時に使う位です。
前置きが長くなりましたが、僕が使っている靴クリームは次の2つ。
①Collonil 1909 シュプリームクリームデラックス 無色
注意:ライニングに使う場合は無色を使います。
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です。
2個使うの?
いいえ。僕の場合、どちらかは必ず常備しているので、その時に有る方を。
両方有る時は靴の素材を見ながら気分で選んでいます。
そして、結局2個使う時も有ります(笑)。
これら2つのクリームについて個人的感想
参考になるか分かりませんが、両者の使い心地について感想を書いておきます。
①は、プリンのような状態のクリームです。
仕上がりはサラッとした状態になり、ほのかな照りが出ます。
水分と油分の補給を均等に行えるクリームといったところしょうか。紹介した本でも一押しされています。
僕の場合、大体はこちらを使っています。補足するなら、ライニングの状態がサラサラな時、アッパーの状態も特に乾燥が気にならない時でしょうか。ちょっと良い靴を買った時はほぼこれに該当しますね(ニンマリ)。
②は、ウィダーインゼリーのような状態です。
①と比べると水分補給面が強い気がします。これは、モウブレイのデリケートクリームがメルトニアンから引き継いで作られているからでしょうか。
そして、デリケートクリームを基にアボカドオイルによる油分補給を強化したのがリッチ版ではないかと。
私は水分補給を主目的としつつ、油分補給も必要だと考えてリッチデリケートクリームを使っています。
従って、ライニングの状態で少しでもカサカサを感じた時、アッパーの状態でも同様な時には迷わず②を選びます。このクリームを入れると革の柔軟性が増します。
ところで、②でも水分と油分の補給ができるなら、①は必要なんじゃない??
そうですよねー。(だいたいは②だけで十分です。)
そうなんですけど、個人的に②だけでは心もとないかなぁと感じる時がたまにあるのです。
どういうことかというと、リッチデリケートクリームで栄養を入れてあげた後、その栄養を閉じ込める為のコーティングが弱いような気がするのです。成分に蝋分が無いからでしょうか??
その点、①はカラー版もある事から、靴クリームなのだと思うのです。靴クリームの中で、栄養補給に適したクリームなのだと。
従って、②を使って油分補給が物足りないと感じた時、水分を閉じ込めるコーティングが必要だと感じた時は、②の後に①を使う事があります。
これら2つ以外にも、気になる無色のクリームはあります。
ただ、僕が使ったことが無いので紹介できません。
紹介できる機会が出来た時はご報告しますね。
次回は、僕が実際にどのようにクリームを入れているか書きたいと思います。
では、では。