こんにちわ。
秋も深まってきましたね。
今週は紅葉を見に行きたいなぁ。
今日から、何回かに分けて、僕が革靴を履き下す際にしている簡単なプレメンテナンスについて書きたいと思います。
❝プレ❞と言ってみたものの、実際は既に履いている靴のメンテンスと同じなのですが。
にもかかわらず、何故ことさらにプレメンテを取り上げたのかというと、、、
1冊の本・1人の先生との出会い
以前の僕はというと、新しい靴を買った時、そのまま履き下していました。
だって、見た目は綺麗そのもの。新品なのですから。
そうして、履き慣れた革靴をメンテナンスしていくと、親指のつま先が当たる箇所と踵のライニングに擦り傷(指の感触で分かります)が有るのが常でした。
それを当たり前の事だとして疑わなかったのです。
しかし、1冊の本と出会い、その中の1人の先生の言葉を読んで、気が着いてしまったのです。
もったいぶって申し訳ございません。
その本とは『最高級靴読本 究極メンテナンス編 (ビッグマンスペシャル) 』です。
そして、先生とは靴磨きショップ「Brift H」の創業者・長谷川裕也さんです。
出版社/メーカー: 世界文化社
発売日: 2012/09/06
メディア: ムック
目から鱗!?
本の中で長谷川さんに教えて頂いた事は、「ライニングにもクリームを入れる」です。
この点、靴クリームはアッパーの表面に使うのが通常です。
アッパーの革にクリームで栄養を入れてあげる事で、革は柔軟性を保ち、外からのダメージに耐えられるのです。
このメンテナンスをせずに放置し、革が乾燥した状態となると、ちょっとした事で傷が入り、革のひび割れや切れ等のダメージが生じます。
イメージとしては、丁度これからの時期、、、そう、冬場のハンドクリームを想像して頂いて間違いないと思います。
ここまでは私も分かっていたのです。
更に言えば、革の栄養補給用クリームとして名声を確立していた今は無きMELTONIAN(メルトニアン)のデリケートクリームまで持っていました。
分かっていたのに、何故気が着かなかったのか、、、ライニングも革だという事に!!
これを学んで以降は、履き下し前と履き下して以降の通常メンテナンスの際に、ライニングにもクリームを入れています。
おまけ
今回ご紹介させて頂いた長谷川裕也さんですが、最高級靴読本を購入する前まではある程度のお年を召しておられる方だと勝手に思っていました。
というのは、個人的に靴のメンテナンス用ブラシで何か良いモノが無いかと探していた時期がありまして、江戸屋製の評判が良いという所まで情報を得ました。(江戸屋さんのブラシも今後紹介しますね。)
そして、江戸屋さんにお話を伺ったのですが、どうやら江戸屋さんで靴ブラシを作るきっかけとなったのが長谷川さんとのご縁との事。その時にも長谷川さんのお年の話は特にしませんでした。
で、ブラシ制作にまで精通されておられる方なので、その道ウン十年以上ですよね、、、、と思っていたのです。
しかし、実際はとてもお若かった!
いやー、凄い人って一気にその能力を開花させるのですね!!
ちなみに、長谷川さんは2017年に靴磨き世界チャンピオンの座を獲得しました。
長谷川さんの靴磨きは、YouTubeで動画もあります。
手際よく、スタイリッシュで、でも丁寧。
チャンスが有れば是非訪ねたいです。
Brift H : HOW TO THE BRIFT : SHOSHINE
次回は私が使っている靴クリームについて書こうと思います。
では、では。