こんにちは。
今日は晴れました。
夏日でしたね・・・。(暑)
そして、
東京も、夜に地震が起きました・・・。(揺)
一時交通にも影響が出たり、
昨日の地震も記憶に新しいですし、
不安がよぎります。
前回の続きです。
『GIORGIO ARMANI』のスリッポンについて取り上げようとしています。
GIORGIO ARMANI
まずは、ブランドの歴史からチェックしました。
前回は、
1985年に起きてしまった会社経営の転換点、
グループの再編と生産体制の変更、
数々の受賞、
ブランドの拡大と再編、
について書きました。
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さらに、
アルマーニの偉業・功績について、
こちらの記事を読ませていただきました。(感謝)
まずは、アルマーニを象徴するアイテムである「ジャケット」についてです。
それまでのジャケットは、堅苦しく、誰が着ても同じように見えてしまう、個性の欠片もないようなものでした。
その原因は従来の厳格な構造にありました。
アルマーニはそれを一度全て解体し、全く新しい考えでジャケットを作り直したのです。
一枚の布を男性の体にかけ、より自由に動きやすくするために試行錯誤を繰り返し、個性的で自分らしい装いというものを作り上げました。
体へのフィット感、柔らかさ、ゆるやかなエレガンスといったアルマーニのスタイルです。
それは、あらゆる規制や規則を拒んだ自由なヒッピースタイルと堅苦しいスーツスタイルを足しで2で割ったようなものでした。
肩が落ち、ボタンの位置も低くなり、ラペルの幅が狭められ、カッティングやプロポーション、ボリューム感も変化しました。
アルマーニがこのような独自のスタイルを世に送り出したのは、ニノ・セルッティのもとで『ヒットマン』のメンズウェアデザインを担当していた8年間でした。
スーツの内部構造を取り払い、柔らかな生地やシックな色合いを選び、肩パッドを薄くしました。
そうして、フォーマルな印象のスーツは、若々しく、気心地の良いスタイルに変革されました。
さらにこの頃にはレザーを布のように扱ったジャンパーも発表しました。
業界の常識であった革の使い方も根本から覆したのです。
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また、アルマーニの本当の改革はレディースファッションにこそあるそうです。
『ジョルジオ・アルマーニ』を立ち上げて最初にメンズコレクションが発表されました。
その3ヶ月後にレディースコレクションが発表されました。
女性にジャケットを着せ、男性的なラインでレディースファッションに威厳を与えました。
次のコレクションでは、ツイードのレディーススーツを発表し、男性的なジャケットにプリーツスカートを合わせるという大胆な発想で性別の壁を取り払うコレクションを展開していきました。
こうしたスタイルは1980年代のバブル期に入っても終始一貫していました。
まわりがけばけばしいセクシーを強調するような時代にあっても、厳格で端正なスタイルを守り続けたのです。
アルマーニのレディースファッションに対するスタイルは、見た目だけの軽薄なものでは無く、常に女性を守るための洗練された解釈で表現されています。
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アルマーニのスタイルは、基本的に引き算のプロセスです。
余計なものを取り除き、その上で改良を重ねていきます。
そして、
常に自身のスタイルに絶対の自信とプライドを持って信念を曲げません。
そうしてタイムレスなスタイルを作り上げてきました。
今回はここまでです。
ではでは。