こんにちは。
今日も晴れました。
昨日よりは少し暖かかったかな。
前回の続きです。
『New Balance』のランニングシューズを取り上げようとしています。
といっても、ランニング目的では無く、
あくまでファッション目的ですが!
前々回・前回と、ニューバランスの歴史や「では無い方」の僕が思うアレコレ、について書きました。
他のブランドとは異なるアレコレは『ニューバランス』の特徴とも言えますね!
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それではスニーカーを見ていきましょう!
最初に取り上げるモデルは・・・
僕の推しはおいておいて、
やはりこちらでしょうか!
New Balance M990 v5
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『ニューバランス』の基幹シリーズと言っても過言では無い、
990シリーズからの一足です!
「990シリーズ」と書いたのは、実際にさまざまな「990」があるから。
こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
2022年11月11日付です。
1982年、原点となる最初の「990」が登場しました。
品番の由来は、
コスト度外視で当時の最高技術を投入して完成させた、
「1000点満点なら990点の出来栄え」、
という事から!
当時100ドルという高価な価格設定(通常の3〜4倍)にもかかわらず、
価格に見合う履き心地と耐久性などが評価され、
半年で5万足のセールスを記録しました。
以後、アップデートされて14品番が登場しています。
「990v1〜6」の他に、
「995〜999」、
そして「991〜993」もあります。
ただし、登場した順番がモデル番号順とは異なるので・・・ちょっと複雑。
また、1988年に登場した「996」は特に人気が高いようで、
米国製の他、価格を抑えたアジア製も定番モデルとして展開されています。
『ニューバランス』としても「New Standard」として広告していますね!
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掲載された歴代モデルを拝見していると、
意外と(!?)大きくデザインが変わっていますね。
3年前後で新たな990が登場しているようで、14品番、つまり14タイプの990がある事が分かりました。
ただ・・・、それでも何故かどれも近しい印象がします。
この点、近年になるほど、最新のハイテク技術が搭載されているはずですよね?
そういう時、他の有名スポーツブランドであれば、もっと斬新なデザイン、未来的なデザイン、を出してきますよね。
しかし、『ニューバランス』にはそういう印象が無いように思います。
むしろ、出来るだけベーシックな、落ち着いた、「いつものデザイン」を意識されているような感じがします。
前回書いた「歴史」を大事にする姿勢から生まれるデザインなのでしょうね。
そこが他のスポーツブランドとは違う特色なのかなと思います。
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また、どれも似たような印象がする理由として、
「色」も影響しているように思います。
『ニューバランス』と言えば、の「グレー」です!
ここで1つことわっておかなければならない事があります。
もちろんグレー以外のカラー展開もあります。
ただ、どのモデルにも「グレー」があり、もはやブランドカラーとも言えるくらい重要な色なので。
その辺りについて、こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
ニューバランスといえば「グレー」のイメージ、というのは確かにそうですね。
個人的にはグレーばかりだからどれも似て見えてしまうような・・・。
でも、発売当時は結構攻めた色だったそうで!??(驚)
当時のランニングシューズはホワイトが基本だったことから、かなり先鋭的なカラーだったのですね。(学)
グレーが選ばれた理由は諸説あるとの事で、
ボストンの天気は曇りが多かったからという説、
シティーランナーが増えてきて、コンクリートにマッチする色合いやボストンの街並みの色にフィットするカラーだからという説、
手持ちの「完全BOOK」には、
ジム・デービス会長が70年代半ばに米国のアウトドアリテーラーショーに行った時に見たスキーウェアが、派手色全盛の当時には珍しく落ち着きのあるシルバーやグレー系の色で、「これだ!」と直感したからという説、
があるようです。
そこから現在まで続く定番カラー、ブランドを象徴するアイコンカラー、となりました。
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記事では、「990」人気が起きた大きな理由が2つ挙げられていますね。(学)
1つはファッション的な観点で、2013年頃にニューヨークを中心に起きた「ノームコア」というファッションムーブメント。
あえてシンプルなものを「こだわりを持って」選択することを良しとするもので、スティーブ・ジョブスが取り入れていたことでも話題となりました。
その流れで、ヨーロッパを中心としたコレクションブランドのデザイナー達が、あえてニューバランスのオーセンティックなスニーカーを履きはじめたのですね。
また、前述した『ニューバランス』のデザイン性を考えると、『ニューバランス』自体にも「ノームコア」な要素を感じますね!
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もう1つはストリート的な観点で、アメリカ・ボルチモアで起きた暴動です。
その時に抗議活動をしていた人たちがステータスシンボルの「990」を履いていたことから、アーティストやラッパーに旋風が巻き起こり、ストリートカルチャーとして盛り上がったそうです。
こうした動きが大きな影響力となって今の「990」人気につながっているのですね。
今回はここまでです。
ではでは。
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