こんにちは。
今日は晴れました。
割と穏やかな一日で終わるかと思いきや、
夜にザーッと通り雨が。
『HERMES』のランニングシューズタイプのスニーカーを取り上げています。
前回は今季(2023年春夏)モデルをチェックしました。
と言っても、、、
公式オンラインショップでも販売されておらず、
モデル名すらも分からないという・・・
幻の一足??
今回からは楽天で見つけたモデルです!
まずはこちらから。
HERMES イージー
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いつ頃のモデルなのか分かりませんが、
現在も公式オンラインショップで展開されています。
https://www.hermes.com/jp/ja/product/スニーカー-《イージー》-H221901ZH04420/
あまり情報が得られなかったので、
靴を見ていきましょう!
フォルム
幅は広過ぎず、狭過ぎず、といったところでしょうか。
ノーズ長はほんのり有りそうです。
トゥもほんのり小ぶりなラウンドですね。
ウェストやヒールは中庸くらいでしょうか。
アウトサイドカーブや土踏まずの絞り具合が美しく、ドレスシューズを思わせるフォルムですね。
マイルドなスマートさも感じられ、現代的な印象がします。
レザー
ランニングシューズタイプのデザインですが、
ナイロン素材は使われていません。
代わりに、極上の革が使われています!
だって・・・『エルメス』ですから!
公式オンラインショップを拝見すると、
「カーフ/シェーブル・ヴェロア」
とあります。
カーフというのは仔牛の表革で、ブランドの品質が試される代表的な革ですね!
ヴァンプからクォーターまで一枚のカーフが使われています。(贅)
タンもカーフです。
シェーブルというのは山羊の事のようで、ヴェロアですから裏面(床面)を起毛させた革です。
トゥガード、レースステイ、アウトサイドカウンター、市革に使われています。
柔らかな艶が美しいカーフですが、デリケートな面もありますよね。
そこで傷などが付きやすい要所にヴェロアを使っているのかなと。
革の品質も流石『エルメス』で、美しいです。(溜息)
横顔
トゥガードはボールジョイントより前までです。
70年代〜80年代くらいのランニング・ジョギングシューズに見られるようなオーソドックスなデザインですね。
レースステイは7ホールです。
こちらもクラシックなデザインですね。
なお、ふっくらとした太めのシューレースは『エルメス』らしいディテールだと思います!
ただし、
アウトサイドカウンターはかなり小振りです!
一般的なスニーカーではヒールカウンターと同じくらい、ヒールタブに接するくらいのサイズですが、本靴はその半分以下です。
ここはオリジナルなデザインですね!
重厚さが軽減されて都会的な印象です。
上質なカーフも映えるデザインですね!
そして、
本靴の1番の特徴ともいえるデザインはサイドの「H」ロゴを中心としたエンボス加工ではないでしょうか。
一般的なスニーカーでは、パーツの切り返しやステッチが用いられる箇所ですが、
それらを必要としない、完璧に整った見事なエンボス加工が施されていますね。
そのため非常にすっきりとしており、エレガントな印象です。
そして、一枚革のカーフを魅せるデザインですね!
後ろ姿
先にも書きましたが、アウトサイドカウンターはかなり小さめです。
そのため踵の縫い合わせが表れるのですが、市革で補強されています。
ヒールタブも無いので、トップライまで伸びる棒市になっていますね。
なお、トップラインには薄めのクッション材が入っています。
ミッドソール
ミッドソールを見ると、
アッパーと接するところにウェルトレザーのような薄い素材が使われていて、
その下に白いラバー系のミッドソールがあります。
厚みはランニングシューズとしては僅かに薄めでしょうか。
とはいえ、トゥ側は薄くてヒールに向かって厚くなるランニングシューズらしいデザインです。
アウトソール
アウトソールはブラックの薄手のラバーです。
「H」をモチーフとした細かな溝がデザインされていますね。
今回はここまでです。
ではでは