こんにちは。
今日は晴れました。
暑さも戻ってきた感じ・・。
入道雲が見られました。
続いての『Sanders』はこちらっ!
Sanders B.G.Sコレクション 1944 Waxy
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「B.G.S.コレクション」からのパンチドキャップトゥダービー「1944」です!
・・・って、前回と同じじゃないかっ!??
いや、そうなのですが、そうでも無いのです。
どういう事かと言いますと、
革が違うのです!
Black Waxy
マットな質感で、しっかりとした厚みがありながら、柔らかさも備えた革との事。
足馴染みが良く、経年変化による風合いの変化も楽しめるそうです。
こちらの記事にも言及がありました。(感謝)
仕上げに蜜蝋を使う革で、光沢が抑えられたマットな質感との事です。
前靴のアッパーの「ホースハイドレザー」について書いた時に、
ホースハイドレザーは今季限りで終了するとのアナウンスがありましたよね。
キャップトゥダービーで! (20)SANDERS ④ B.G.S.COLLECTION (後) - 靴と歩む、僕の...
そして現行モデルと見ると、
何故か楽天等では取り扱い店がありませんが・・・・、
「ポリッシュドレザー」モデルがあります。
こちらに切り替わった・・という意味なのかな??
でも、『サンダース』ではもともと「ポリッシュドレザー」は定番ともいえる革でよね?
であるなら、それに変えて「ホースハイドレザー」が選ばれたというのもちょっと引っかかります。
むしろ、「ポリッシュドレザー」は定番としてありつつ、変化球として「ホースハイドレザー」で作ってみた、とも思えるような??
だとすれば、その代わりとして「WAXY LEATHER」が登場した、とも考えられますよね。(笑)
どうしてこんな理屈っぽい事を書くのかと言いますと、(苦笑)
革の持ち味の違いを感じるからです。
「ポリッシュドレザー」は、丈夫なのはもちろんとして、艶による綺麗さを魅せる革だと思います。
英国紳士たるもの戦時においてもかくあるべし!みたいな。
対して、「ホースハイドレザー」は、革としての味、経年変化による更なる味、を見せる革ではないでしょうか。
カウレザーと比べても経年変化をより楽しめる革とも言われたりしますし。
そういう意味では、「WAXY」も味を見せる革ではないかと思うのです。
つまり、馬革に変わって牛革、その中でもオイルドレザーを選んだのはそういう意味なのではと。
もう1つ「WAXY」について考えられるのは、靴業界のトレンドでしょうか!??
というのも、例えば映画『007 NO TIME TO DIE』で登場した『CROCKETT&JONES』の「MOLTON」。
スエードの表面にワックス加工を施した「ラフアウトスエード」が採用されていますね。
また、『HORWEEN』社のクロムエクセルレザーはオイルドレザーとして有名で、
もともとはワークブーツやワークシューズでよく使われますが、
近年はドレスシューズでも採用されてきていますよね。
そして、僕の「BORDON」の「ユタカーフ」もオイルドレザーです!
つまり、油分多めのレザーが結構増えてきているような気が!?
柔らかな革で足当たりが心地が良く、
油分によって防水性も高まる、
という実用性は現代的な感覚にも合っているように思います。
そのトレンドに本靴の「WAXY LEATHER」も入るかなと。
これが一時的なトレンドでは無く、
長く履き続けて愛着を増していくような靴に価値を見出すという大きな流れになると良いですね!
今回はここまでです。
ではでは。