こんにちは。
今日は小雨まじりの一日でした。
このまま雪・・・にならなければいいのですが。
ここ最近、気になった事、考えた事を徒然と。
『ファッション 通信』が先々週から2回に渡り、「ファッションサミット2021」と題して栗野宏文氏(ユナイテッドアローズ)と向千鶴氏(WWD)をゲストに迎えた討論の模様を放送していました。
身近なファッションという分野ですし、
先行指標的な分野とも思えますし、
これからの世界を占う上で、とても興味深い討論でした。
個人的にはファーストファッションの台頭が大きな転換点とも思えるのですが、ファッションの世界も大きな変化が起きようとしているように見えます。
低価格・大量生産・短命消費といった過剰とも思えるファッションのサイクルに対して、疑問の声や非難の声まで聞こえるようになってきましたよね。
製造過程や売れ残り在庫などから生じる労働環境と地球環境に対する弊害も表に出てくるようになってきました。
もちろん、ファーストファッションだけが悪者にされる話では無く、各時代におけるファッション界のやり方の延長線上で起きている問題とも思えます。
今回の討論では、生産側を代表する方はおられませんでしたが、小売側を代表する栗野氏、広告側を代表する向氏、という立場の異なる識者の話が聞けました。
ファッションを作り、宣伝し、売る、という流れの中で、各々がどのようにファッッションを捉え、今後どのようにファッションを扱って行くのか、
そして、そこから僕たちは何を学ぶことができるか。
番組を見た感想と言いますか、考えた事を徒然と書いてみたいと思います。
『Vol.1』は動画が公開されていますね。
「デジタル」はファッションの世界にも大きな影響を及ぼしていますね。
新型コロナの影響でフィジカルなショーが開催しづらい期間でしたが、
デザイナー達はデジタルを自身のクリエイションの道具として活用していますね。
服作りというある意味アナログな世界で活躍するデザイナーが、
デジタルをも上手に使いこなして自身のクリエイションの世界を広げていく手腕を見ると、
あらためて凄い才能だと思いますね。(圧倒)
「トレンド」や「モード」という言葉については、商業的な影響力としてはもはや通用しなくなるだろうと。
クリエイター(デザイナー)が生み出す新しい世界・新しい視点・新しい価値という意味で「モード」があり、
彼らが感じる時代の流れ(栗野氏は「クリエイション」と仰られていました)や消費者の共感として「トレンド」が現れる、
という理解で合っているのかな。
それは言葉の本来の意味に戻るという事なのかもしれませんね。
売り手の側が強引に消費を誘導するための「トレンド」や「モード」は本当に終わるのかな。
消費者の側からNo!という反応が出るのか、
売り手の側から手法を変えていくのか、
いづれにしてもファッション界に転換が起きつつあるのでしょうね。
今回はここまでです。
ではでは。