こんにちは。
今日は曇りのち晴れくらいでした・・が、
結構寒かったです。
防寒着を仕舞うとまた出番が来るという・・・
この「行ったり来たり」は何回目だろうか、、、。(苦笑)
イタリア靴のシングルモンクを取り上げています。
『Stefano Bemer』の次はこちらのブランドです。
F.lli Giacometti
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『フラテッリ ジャコメッティ』です!
『シルバノ・ラッタンジ 』に代わって・・・という訳でも無いのでしょうが、近年、セレクトショップなどでも目にする機会が多くなったように思います。
個人的にも、人気のイタリア靴ブランドとしては比較的新しい方かなぁ、という印象を持っています。
どのようなブランドなのか、歴史からチェックしましょう!
歴史
こちらの記事を読ませていただきました。(感謝)
B.R.ONLINE - Style Web Magazine & Online Shop | ビー・アール・オンライン |
F.LLI Giacometti(フラテッリジャコメッティ)|guji online shop(グジ オンラインショップ)
『フラテッリ ジャコメッティ』は、イタリアの北部、アルプスを眺めるVeneto(ベネト)地方のDolomiti(ドロミテ)に唯一残る職人メーカーの自社ブランドです。
ブランド名はファミリネームであるジャコメッティ兄弟。
フラテッリ(F.LLI:Fratelli)は英語でBrotherにあたる兄弟の意味との事。
ベネト州は農業や登山用に適したノルベジェーゼ製法に代表されるハンドメイドの深い歴史を持つ地域だそうで、その伝統的文化を現代化することに成功したのがジャコメッティ兄弟です。
また、イタリア国内外の高級タンナーとの関係も深く、クオリティーの高い素材を使用する事ができます。
そして数々のメゾンブランドのOEMを手がける技術力と経験もあります。
非常に足馴染みの良いラスト(木型)設計に加え、シンプルでありながらもエレガントに仕上げられるシューズ専業メーカーです。
創業は1890年代より祖父が始めたハンドメイドシューズが起源だそうです。
その後、1940年代後半に父と2人の弟子と共に受け継がれ、メーカーへと発展しました。
代表を務めるジャコメッティ兄弟も父から靴作りを学び、経営の傍ら今もなお工場内にて現場を仕切っています。
兄Luiginoは仕上げラインと品質を管理しています。
弟のRobertoは、過去に22歳の若さで靴学校のモデリスト(型紙)講師も務めた事もあり、自社内縫製のコントロールを担当し、多くの技術者たちを束ねています。
こちらの記事も読ませて頂きました。(感謝)
フランスのH社というのは、革製品でトップブランドと称されるあのブランドでしょうか。
アメリカのR社というのは、ポニーマークでお馴染みのあのブランドでしょうか。
その他にも、世界中のメゾン、セレクトショップなどの生産依頼も受けているのですね。
日本でも有名セレクトショップや靴専門店などで販売されていますね。
その1つ『菅原靴店』では、2008年に初の入荷があったそうです。
『ジャコメッティ』が日本に入ってきたののもその頃だったのかもしれませんね。
そして、ブログ主さんが初めて購入したのが2011年で、『Marmolada』のマウンテンブーツだったそうです。
『Marmolada』というのは『ジャコメッティ』のマウンテンブーツブランドですね。
『Marmolada』のマウンテンブーツと言えば、『Silvano Lattannzi』の時に少し触れました。(余談)
ラルフローレンのデザインチームに見出されて大ブレイクした名作ですね!(アメリカのR社!?)
そして、『ジャコメッティ』の魅力を挙げられています。
まずは革素材。
毎シーズン驚きが一杯との事!
カーフ、スエード、リザード、アリゲーター、アザラシ、ゾウ、ウサギ、カバ、オーストリッチ・・と、一般的な革からかなり珍しい革までありますね!
この前に取り上げたステファノ・ベーメル氏も「革の魔術師」と称されたほどの多種多様な革を靴に取り入れておられましたが、『ジャコメッティ』も凄いですね。
また、ライニングの革も『J.M.WESTON』と同様だそうです。
そして、職人技。
例えばアッパーの色出しです。
B社(おそらくフランスの超高級靴ブランド?)のシューズも手掛けた職人がいるジャコメッティでは、何日もかけて筆や指などで染めを施す「パティーヌ」による色の深みは芸術的です。
そして通常では考えられないスエードへのパティーヌも高い技術で行う事ができるのです。
また、製法もマッケイ、ハンドソーングッドイヤー、ノルベジェーゼ、ボロネーゼ、チロレーゼ、チロレーゼマッキャ・・と多種多様な製法が可能な技術力をもっています。
そして、レザーソールはヒドゥンチャネルで、デザインによっては半カラス仕様まで行います。
さらに靴専門店ならではの視点で、
ヒールカップの絶妙さを挙げておられますね。
短靴、ブーツ、スニーカー、ローファー、どのモデルを履いても踵の収まりがとても素晴らしいと。
やや小ぶりで、トップが絞られていて、ローファーでも踵が抜けにくいと。
今回はここまでです。
ではでは。