こんにちは。
今日は晴れました。
割と気温も上がった感じで、過ごしやすい陽気はGジャン日和でしたね!
ただ、朝晩の寒さは抜かり無く、秋は終わったのかもしれませんね。
前回の続きです。
ここまでリーバイスのGジャンを見てきました。
特に3rd以降のデザインは、Gジャンと言えば真っ先にイメージされるデザインと言っても良いのではないでしょうか!!?
現在ある様々なブランドのGジャンも同じようなデザインを採用していますよね。
更に1stや2ndのようなワーク感の強いデザインも増えてきたように思います。
さて、リーバイスの他にもう1つ、
やはり現在ある様々なブランドのGジャンでも見受けられるデザインのオリジナルブランドがあります。
それがLeeです!
Lee
アメリカのデニムブランドですね。
歴史
Leeの歴史を分かりやすく丁寧に書かれている記事を見つけました。(感謝)
1889年、ヘンリー・デヴィッド・リーがカンザス州サンリナで卸商「H・D・リー・マーカンタイル社」を創業しました。
最初は缶詰のフルーツや野菜などを販売していたそうです。
そこから発展して他社メーカーのワークウェアも仕入れて販売するようになりました。
しかし、メーカーが納期を守らない事が多く、取引先に迷惑をかける事件があったそうです。
そこでリーは自社でワークウェアの生産を始めます。
1911年、自社工場を作り生産を開始しました。
今回はデニムジャケットがテーマなので、関連する情報に絞ります。
先ほどの記事の続きの中に説明がありました。(感謝)
1931年に「101J スリム・ジャケット」が登場したそうです。
デニム生地のショート丈のジャケットを「ジャケット」と呼んだ最初のモデルなのですね。
因みに、同年代のリーバイスは「506(1st)」の時代で、「ブラウス」と言っていたそうです。
そう言えば前回取り上げた1880年のモデルは「TRIPLE PLEAT BLOUSE」。
確かに「ブラウス」ですね。
それでは「101J」を見て行きましょう!
まずはこちらから。
Lee 「101J COWBOY JACKET」(1930年代?)
おそらく復刻ラインのジャケットだと思います。
すみません、正確な情報が見つけられなかったので、いつ頃のデザインなのかはっきりとは分かりません。
昔「1011」というよく似たデザインのジャケットがありました。
1930年代の復刻でしたね。
という事は、先ほどの歴史で登場した「101J スリム・ジャケット」はこのようなデザインだったのでしょうかね。
更に細かなディテールの変遷もあるようで、
1931年〜が前期、1943年〜が後期だそう。
ただ、僕はそこまで突っ込みません。(細)
パッと見て、リーバイスの「506(1st)」と似ていますよね??
左胸に大きなポケットが1つ、
前合わせにプリーツがあり、
5つボタン留め、
ショート丈のボックスシルエット。
やはり当時はリーバイス「506(1st)」の影響を受けて作られたのかなぁと想像されます。
でも、背面のデザインは異なります。
肩甲骨の下辺りから生地の切り返しがありますね。
立体的な裁断が採用されていると言えるのではないでしょうか。
そして、スリムジャケットと言われるように、身幅がやや狭くなっています。
因みに、リーバイス「506」はタックがあるだけです。
リーバイスで立体裁断が採用されたのは1962年の「557(3rd)」からでしたね。
こういう点で、やはり後発のLeeは新しいアイディア、新しい挑戦をしていたのかもしれませんね。
そして、こんな特殊なジャケットもありました。
Lee 「101J COWBOY JACKET 大戦モデル」(1944年頃?)
第二次世界大戦中、物資統制が敷かれた中で生産されていた簡素化されたジャケットです。
因みに、リーバイスでも「S506」が作られていた時期ですね。
一見すると、戦前のモノとあまり違わないように見えますよね。
でも、やはり違いはあるのです。
COWBOYロゴのボタンから月桂樹デザインのドーナツボタンへ、
トリプルステッチからダブルステッチへ変更、
シンチバックを廃してプリーツ仕様に、
などです。
因みに、リーバイスではボタン数を1つ減らしたり、胸ポケットのフラップを無くしたりという事までしていたので、デザイン的にもはっきりと違いが見られました。
それと比べれば、やはりリーはそこまで大きな違いは無いかなぁという印象がしますね。
ともあれ、ここまでのLee「101J」は・・・正直リーバイスの1stとあまりかわり映えしないような。
そう、LeeならではのGジャンが登場するのはこの後なのです!
今回はここまでです。
ではでは。