こんにちわ。
今日は寒さが少しだけ和らいだ良い天気でした。
こういう展開って、、、、翌日に雪降るのかなぁ。
昨日はソールについて書きました。
その時の写真は、実は、、、。
今日はその続きです。
アウトソールも手を入れる時期に
昨日と同じ画像です。
この靴もだいぶ履いたので、アウトソールのトゥから出し縫いの糸が見え始めてきました。
また、ヒールのゴムも削れてきました。
そろそろ手を入れてあげる時期ですね。
さて、どうする???
オールソール・・・する?
オールソールするにはまだ早いような...。
靴へのダメージも避けられないように思いますし。
そうそうとるべき手段ではないのかな。
純正の価格も良いお値段しますしね。
で、検索しました。
そうしたら、良い感じのハーフラバーの画像を見つけまして。
コレだ!
ハーフラバーにします!
ハーフラバーは、トリッカーズとエンツォ・ボナフェで既に経験済みです。
その時は右も左も分からなかったので、ノーマルのオーダーでした。
そこで学んだのはラバーの色の選び方。
ラバーの色が目立つ事も有るので、バランスを考えなければいけません。
そして、検索画像から学んだのはラバーのカットです。
その靴には裾をラウンドにカットしたラバーが貼られました。
その為、ハーフラバーではあるのですがドレッシーさが出ていました。
カットにひと手間が入ると印象が見違えるのは良い発見でした。
情報を上げて下さった紳士に感謝です!
これでフロントの課題は解決です。
ヒールの修理をどうするか
残るは、ヒールの削れです。
これに対してどう手当てをするか。
一般的なのは、トップリフトを丸ごと交換です。
今は交換用のトップリフトも様々なバリエーションが出ていますので、大概の靴に対応できる環境になっていると思います。
ただ、ジョンロブのブランドデザインが入ったトップリフトとなると、無い!!
無いんですよ・・・。
まぁ、それはそうですよね。
純正ですから。
考えに考えていた時に、フっと思い出しました。
以前、靴修理の職人さんと話をしていた際に、「ゴム底のスニーカーにだってラバーを貼れるよ。」と仰っていた事を。
例えば、コンバースのオールスターのソールが擦り減っても、そこにラバーを貼って修理できるという事です。
という事は!?
ヒールのゴムが擦り減った個所だけにラバーを付けてもらえないかな!?
幸い、擦り減りはJLデザインの所には到達していません。
今でしょ!(懐かしい??)
職人さんに相談
僕のアイデア(❝僕の❞では無いか)を職人さんに相談しました。
「出来るよ。」
あっさり解決です。(笑)
こうなりました!
フロントのハーフラバー
ラバーはVibramロゴ入りもあったのですが、黒無地にしました。
ドレッシーさを優先したかったので。
正解だったと思います。
裾のラウンドカットも綺麗な仕上がりです。
横から見てみましょう。
コバと同じ黒いラバーなので、違和感が無いと思います。
カットも綺麗です。
ヒールのゴム
JLのデザインを残した部分補修が出来ました。
横から見てみましょう。
綺麗に整えられています。
ヒール全体の外観です。
違和感無しです。
大満足の仕上がりです。
ソール全体の仕上がり
半カラス仕上げの配色を逆にしたようなイメージですね。
ドレッシーなハーフラバーだと思います。
温故知新?
この段階では新品のラバーが履き込んだレザーより目立っています。
でも大丈夫!
暫く履くとラバーも汚れるので、全体が馴染みます。
靴の印象を見てみましょう。
やはり綺麗だ!(笑)
そして、ソールの寿命が一気に延びましたー!(嬉)
今回のメンテナンスでは、出来るだけ本来のイメージを壊さない事を最優先に考えました。
その為に、職人さんも知恵と手間を下さいました。
そして、丁寧に仕事をして下さった事が伝わってきます。
ありがとうございました!
では、では。