前回はパラブーツのマネージを取り上げました。
JMウエストンの705のように、ホールカットでしたね。
そんなマネージと非常によく似たデザインで
『ELEVAGE』というモデルを見つけました!
Paraboot ELEVAGE
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ARPENTEURという、フランスはリヨンのブランドがパラブーツに別注した靴ですね。
因みに、ELEVAGEには畜産や飼育や牧場という意味があるようです。
そして、エレベージも乗馬競技用として作られたモデルだそうです。
別注のポイントは、
ウェルトのステッチの色をブラックにした点と、
アッパーをオイルドヌバックにした点、
との事です。
PARABOOT for ARPENTEUR “CAMBRIOLE/ELEVAGE” | MAIDENS SHOP | メイデンズショップ
しっとりした印象のオイルドヌバックをオールブラックでまとめる事で、シックで都会的なカジュアルブーツに仕上がっていますね。
公式オンラインショップでも同じデザインのエベレージがありました。
そして、インラインのエレベージもあります。
BBR Lisse noir
BBRというのは、Blue(青)、Blanc(白)、Rouge(赤)、の事で、
つまりトリコロールカラーですね!
そしてBBRモデルは、通常緑色のブランドタグが付くところが、トリコロールカラーのブランドタグになっています。
Lisse acajou
Acajouの意味ですが、マホガニーだそうです。
ところで、マネージとはどこが違うのでしょう???
左がエレベージ、右がマネージ(Lisse noir)、です。
撮影された角度が少し異なるのが焦れったい!!(笑)
う〜〜ん、、、一体何が違うのか?
まずは、ラストが違うようです。
確かに、エレベージのトゥの方がコロンと丸みが強いように見えますね。
別の角度からも見てみましょう。
エレベージはトゥのサイドのエッジが効いていますね。
トゥの高さも少しあるようです。
マネージの方が僅かにノーズが長いように見えます。
ラストの違いを見る限りでは、
エレベージの方が丸みやボリューム感があるようです。
今っぽいフォルムですね!
対して、マネージの方がドレス感があり、クラシックなフォルムでしょうか。
ソール
出し抜いのステッチが踵までぐるりと。
ノルウィジャン製法で、ダブルウェルトです。
底付けはマネージと同じですね。
アウトソールは溝のデザインをよく見ると、、、
「Marche」ですね!
パラブーツの原点とも言われるソールですね!
空気を蓄える事ができる構造で、クッション性が高いです。
ソールのパターンは踏み込む時の力が外側へ分散されるよう計算されていて、グリップ力に優れています。
マルシェはミカエルにも使われているように、アウトドアシューズよりのデザインですね。
エレベージもアウトドアスポーツなサイドゴアブーツですので、マルシェが採用されたのではないでしょうか!?(予想)
そういえば、上でチェックしたエレベージのフォルム・・・ミカエルっぽいかも!??
同じラストなのかなぁ??
まとめ
パラブーツからホールカットのサイドゴアブーツが2モデルもあるなんて!
ドレス感のあるマネージに対して、
エレベージはカジュアル寄りですね。
昨今はボリューム感のある靴が人気ですので、エレベージの存在感がありますね。
特にオイルドヌバックの別注モデルは今っぽいデザインです!
マネージとエレベージ、
どちらを選ぶかは、
あなた次第です!(笑)
ではでは。