こんにちは。
昨夜は結局雷と雨にまで至ったのですが・・・
今日は晴れました。
意外とそこまでムンッ(湿)てならなかったのは幸いでした。
前回の続きです。
前回はスワンネックについて書きました。
靴の世界は面白いもので(?)
スワンネックはエドワードグリーンしか使用できない、
という訳でも無いようで・・・
今や同語をググれば、あのブランドやこのブランドも、という状況です、、。
まぁ、そもそもオリジナルがエドワードグリーンかどうかも分からないのですが。
さらに言えば、キャップトゥは?、バルモラルは??、フルブローグは???、と言う世界ですよね。
むしろ特定のブランドだけが独占しているデザインを探す方が難しいかもしれませんね。
ブランドロゴくらい??
といっても、スニーカーのようにブランドロゴやロゴマークを大きく見せる事はしませんよね。
(・・・いつかそういうドレスシューズも出てくるかなぁ??)
ですので、興味の無い人から見ればどの靴もほとんど同じ・・・なのかもしれません。
そういう状況で、独自の魅力を表現している靴ブランドって凄いなぁ。
さて、今回も羽根です。
今度は前から見てみましょう!
外鳩目
アイレットを見ると、金属製の鳩目のリングが見えますね。
外鳩目です。
外鳩目はカントリーシューズやスポーツシューズといったカジュアルシューズに見られる仕様ですよね。
というのも、鳩目が目立つから。
デザインによっては敢えて目立たせる靴もありますよね。
大きめだったり、光沢感の強い金属だったり、ホワイト等のカラーだったり。
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でも、外鳩目の役割は単に鳩目を目立たせるためだけではありません!
レースホールが金属製の枠で固定される事によってシューレースが通しやすくなり、滑りも良くなり、シューレースを緩める事も容易になります。
靴の脱ぎ履き際には楽ですよね。(笑)
そして、金属は強度が高いのでレースホールへのダメージが格段に抑えられます。
特にシューレースをギュッと締める場合やブーツのように屈曲による負荷が大きくなる場合には鳩目があると安心です!
とはいえ、こちらの記事にもありますように、(感謝)
金属製の鳩目には「裏鳩目」という方法もある訳で、
必ずしも表から鳩目が見える必要がある訳では無い・・・。
結局のところ、外鳩目って、、
やはり目立たせる役割は大きいのかな。(笑)
ですので、ドレス寄りの靴には殆ど採用されませんね。
「BORDON」はというと、ダービー(外羽根)ですので基本的にはカジュアル寄りの靴です。
外鳩目であっても不自然では無いですね。
では、どのような外鳩目なのか?
サイズは割合小さめです。
丸紐を通して隙間が殆ど無いくらいですね。
厚みは、あまり目立ちません。
柔らかなユタカーフに上手く埋まっている事も影響しているようです。(笑)
色は、コバの色と近い感じで、ダークブラウンくらいでしょうか。
光沢感も控えめですね。
つまりは、できるだけ目立たない、控えめな外鳩目だと思います。
それによってカジュアル過ぎない印象に止まっているように思います。
もしもこの外鳩目が目立つようなデザインだったなら、僕は選ばなかったですね。
仮に裏鳩目だったなら、どうでしょうね??(妄想)
よりスマートな印象にはなるでしょうね。
それも悪くは無いようにも思います。
ただ靴全体としての印象は弱まるかもしれませんね。
また、ユタカーフの存在感やトゥキャップの印象が強まるかもしれません。
「BORDON」の控えめな外鳩目は、
上品なラスト202、キャップトゥ、シングルウェルト、ゴールドのユタカーフ、ダービー、の繊細なバランスの中だからこそ成り立っているように思います。
外鳩目が目立ち過ぎず、適度な存在感がある事で全体のバランスが
今回はここまでです。
ではでは。
追記
ユタカーフを使った靴を楽天で見つけました。
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ラスト202のUK71/2Eで、状態も良いですね。
プレーントゥのダービーで、内鳩目です!
スッキリとしたアッパーの印象を壊していませんね。
ダブルウェルトのゴツ目のソールを合わせてもバランスが良いですね。