こんにちは。
今日は晴れました・・
が、気温はあまり上がらず、
むしろ空気がちょっと冷たいくらいでした。
やはり、寒暖差大きいなぁ。
前回の続きです。
『Manolo Blahnik』の「Agasio ローファー」を取り上げています。
Manolo Blahnik Agasio ローファー
公式オンラインでは色違いが販売されています！
前回は、フォルム、革、フロントデザイン、について書きました。
スマートでフィット感の良さそうなフォルムに、上質なスエードで、
カントリー寄りな色味やフルブローグ＆キルトなのですが、
エレガントな雰囲気も感じられますね。
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フェイシング
サドルの両端がソールにまで届いていますね。
フルサドルです。
サドルの幅はやや細く、
両端に向かって幅が広がり、
全体としては緩やかなW字型のカットデザインになっていますね。
縁に細やかなシングルステッチがかけられています。
中央の切り込みは、
上部はゆるやかな山型、下部はW型で、メガネのようなデザインですね。
ここにも独特のデザイン性が感じられます。
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そして、サドルの下にキルト（フリンジ）が付けられています！
因みに、
キルトデザインのスリッポンは『GUCCI』からも登場していました。
本靴ではサドルの下部のみならず、
上部にもキルトが見られます。
『GUCCI』では、こうしたタイプのスリッポンも登場していましたね！
アイコンのホースビットとウェブストライプも加わり、より目を惹くデザインですね。
本靴は単色なのでよりオーソドックスな雰囲気です。
様々な服と合わせやすいと思います。
上部のフリンジは一本づつ分かれていて、ふんわりとロールさせたデザインです。
下部のフリンジも一本づつ分かれていて、先端は剣先型のカットデザインです。
上下とも特に長くも短くも無いバランスですね。
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サイドデザイン
W字型のトゥキャップの端は、緩やかなカーブを描いてウェスト手前へと落ちています。
シャープな雰囲気では無く、マイルドな雰囲気ですね。
フルサドルの端も少し幅を増すデザインで、クォーターの上から足を包むような感じがします。
アウトサイドカウターは、オーソドックスなバランスです。
縁には親子穴のパーフォレーションと細やかなギンピングが施されています。
トゥキャップと呼応するデザインですね。
トップラインの上部には、革テープによる補強がされています。
革テープの幅は気持ち狭めで、カジュアル感はあまり強く無い印象です。
ヴァンプやクォーターのプレーンでスマートなデザイン箇所に合っていますね。
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バックデザイン
ヒールカップの立体的な丸みが綺麗に表れていますね！（美）
アウトサイドカウンターは、インサイド側とアウトサイド側で別パーツになっていますね。
それらがヒール最後尾で縫い合われています。
縫い割りですね。
その上には市革は付けられていません。
最上部はトップラインを補強する革テープが被さっています。
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ソール
薄いシングルレザーソールです。
ヒールブロックは3枚分くらいで、高さをほどほどに抑えています。
つま先から踵まで、コバは張り出していません。
前方の側面は丸みを持たせて削られています。
ソールの薄い印象に貢献し、上品な印象ももたらしていると思います。
全体的に、薄く華奢な印象で、室内靴っぽい雰囲気のソールですね。
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感想
フルブローグにキルトという事で、イギリスの伝統的なカントリーデザインが盛り込まれています。
つまり、アウトドアシューズを思わせるデザインですね。
特に、フルサドルとフリンジは個性の強いデザインで、
更にフリンジは上部にもあるので、
目を惹きます。
にもかかわらず、
スマートなフォルム、
上質なスエード素材、
そして華奢なシングルレザーソールにより、
室内靴のような上品な雰囲気もあります。
ある意味両極端なデザインをバランス良く組み合わせる事で、
カントリー気分のノーブルなスリッポンになっていますね！
『マノロ ブラニク』のエレガントな遊び心が感じられるように思います。
今回はここまでです。
ではでは。
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