こんにちは。
今日は曇り時々雨でした。
気温も下がり、思いの外肌寒かったです。
前回の続きです。
『Marsèll』の「Codina」を取り上げています。
Marsèll Codina
公式オンラインショップでも販売されています。
前回は、フォルム、革、フロントデザイン、フェイシング、について書きました。
アーモンドトゥのすっきりとしたフォルムに、
装飾の無いプレーンなデザインに徹していて、
僅かにザラ感のあるグレインカーフの個性が引き立っています。
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サイドデザイン
踵からつま先を回って踵まで、
更にヴァンプからタンも、
一枚革で構成されています。
ホールカットですね!
トップラインにも特に別革の補強パーツは無く、
ステッチすら見られません。
ミニマルなデザインに徹していますね!
フォルムと革の質感がそのまま伝わってきます。
ヒールからトゥへと前傾したストレートラインが綺麗に見られますね!
また、前靴「Mocasso」(↓)と比べて、
本靴の方が革の張り感があり、
フォルムの立体感が感じられますね!
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バックデザイン
インサイドとアウトサイドの革がヒール最後尾で縫い合わされています。
縫い割りですね。
市革などの補強は特にありません。
最上部も補強されていません。
シンプルで華奢な後ろ姿です。
これまで見てきた『マルセル』のスリッポンもこうしたデザインが多かったですね。
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ソール
薄いシングルレザーソールです。
ヒールブロックは4枚分くらいでしょうか。
少し高さを持たせていますね。
つま先から踵まで、コバの張り出しはわずかです。
コバの上にはステッチも目付けもありません。
側面はフラットです。
オーソドックスなドレスシューズに見られるようなシングルレザーソールデザインですね。
丁寧で綺麗な仕上がりです。
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感想
プレーンなデザインに徹したスリッポンです。
そして絞られたアーモンドトゥがドレス感を持たらしていますね!
スリッポン特集が一段落したところで書きたいと思っているのですが、
次期2026年春夏コレクションでも、ポインテッドトゥがちらほら見られました。
そうした印象もあり、本靴のようなトゥも気になります!
本靴はエッジを効かせたシャープな雰囲気というよりは、
丸みを持たせたマイルドな雰囲気を維持しています。
皺感のある革の表情も柔らかな雰囲気ですね!
ドレス感に捻りが効いた『マルセル』らしいデザインだと思います。
今回はここまでです。
ではでは。
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