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今春はランニングシューズの気分です。(45)HERMES ⑦ TRAIL

 こんにちは。

 今日も晴れました。

 気温も上がりましたが、風も強かったですね。

 暑さは和らぎましたが、危険なくらいの強風でした。

 

 昨日の石川県能登地方の地震で、大きな被害が出てしまったようです。

 まだ余震が続くようで・・・不安ですよね。

 まずは安全第一を願うばかりです。

 

 イギリスではチャールズ国王の戴冠式「The Coronation」が行われていますね。

 御伽話でも、映画でも無く、本物です!

 歴史ですね。

 

 『エルメス』のランニングシューズタイプのスニーカーを取り上げています。

 今回はこちらです。

HERMES TRAIL


 

 カラーデザインは異なりますが、現在も公式オンラインショップで展開されています。

https://www.hermes.com/jp/ja/product/スニーカー-《トレイル》-H221904ZH76400/

 

 情報を探したのですが特にコレといって見つからず、、、。

 おそらく前靴「ADICT」の系譜にある、近年のモデルではないかと思います。

 なぜそう思うかと言いますと・・・

 それはまた後で。

 

 では、靴を見ていきましょう。

フォルム

 やや細身の幅、中庸なノーズ長、

 ボリューム感を少し落としたラウンドトゥ

 (トゥガードの影響でスクエア気味にも見えますが)

 ウェストやヒールもすっきりとした印象です。

 

 前々靴「バスター」や

今春はランニングシューズの気分です。(43)HERMES ⑤ BUSTER - 靴と歩む、僕の...

前靴「アディクト」

今春はランニングシューズの気分です。(44)HERMES ⑥ ADICT - 靴と歩む、僕の...

 と同じようなスタイルだと思います。

 すなわち、

 オーソドックスなランニングシューズやジョギングシューズのようなフォルムですね!

 

 

アッパーデザイン

 アッパーはスムースレザーです。

 おそらくカーフではないかと思われます。

 肌理が細かく整った上質な革はさすが「エルメス」!

 

 U字型のトゥガード、その下にもう一段大きなW字型のトゥガード、

 ヴァンプ、タン、

 ダービータイプのレースステイ、

 クォーター、

 大きめのバックステイ、

 というパーツで構成されています。

 これらは全てブラックレザーですね。

 

 更に、ヒールの下部には

 ネイビーの樹脂系素材で作られたヒールガードが付けられています。

 

 割合多くのパーツが有りますね。

 それらが重層的に重ねられ、ホワイトステッチで縫い合わされている事で、適度な重厚感もあります。

 

 

 特に特徴的なのはダービータイプのレースステイです!

 6ホールで少し大きな外鳩目が並んでいるのが印象的です。

 『エルメス』らしく少し太めの上質なシューレースとのバランスも良いですね。

 

 シューレースはネイビーなのかな??

 樹脂製のヒールガードと色のリンクを感じます。

 

 フェイシングからも適度な重厚感が感じられますね。

 これがモデル名「トレイル」たる由縁なのではないかと!

 靴におけるtrailといえば・・・

 野山などの未舗装の道を歩くためのトレッキングシューズですよね。

 本靴の重厚感あるデザインはまさにそうしたスタイルから来ているように思います。

 

 そういえば、

 トレイルといえば、、、

 先に取り上げた『DIOR』の今季の新作「B31」も!

maeego.hatenablog.com

 「B31」の方がハイテク感がありますね。

 

 近年はトレイルランシューズも人気がありますし、

 トレンドなのかな!?

 

三越伊勢丹オンラインストア

 「B31」では「カナージュ 」という『DIOR』のアイコンデザインが取り入れられていましたが、

 「トレイル」にも『HERMES』のアイコンデザインが見られます!

 それがこちらです。(↓)

 サイドのクォーターに施された「H」デザインです。

 もちろん「H」自体がアイコンデザインなのですが、

 立体感を作ってホワイトステッチで囲んだ「H」デザインは、

 往年の名作「QUICK」を思い起こします!(↓)


 

 1998年に誕生した「クイック」は空前の大ヒットを記録し、

 ハイブランドによるスニーカーの歴史的名品ですね。

 まさに『エルメス』のスニーカーの象徴とも言えるのではないでしょうか!

 

 「トレイル」には他にも

 W字型のトゥガードや、

 大きめのバックステイ、

 クッション材が入ったトップラインやその周りのステッチなど、

 「クイック」と共通するデザインが見られます。

 

 つまり、

 「トレイル」は「クイック」をベースとしていて、

 それをトレイル仕様にカスタムしたデザインなのではないでしょうか。

 そう言う意味でも、

 オーソドックスですよね!

 

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 「クイック」からカスタムされたデザインがもう1つ。

 ソールです!

 

 

 厚みがあり安定感を感じるホワイトのミッドソール、

 ブラックの薄いアウトソール、

 更には

 ボールジョイント辺りのギザギザしたシェブロンパターンと、

 ヒールにかかるオレンジの別パーツ。

 ん?

 このソールデザインって、

 ・・・

 底面もチェックしましょう。

 ブラックのラバーソールは小さな「H」パターンが連続して溝がデザインされています。

 そして、オレンジの別パーツがボールジョイントの両サイドと、ヒールの「H」の箇所ですね。

 この特徴的なデザインは・・・

 前靴「アディクト」と同じです!

今春はランニングシューズの気分です。(44)HERMES ⑥ ADICT - 靴と歩む、僕の...

 アッパーデザインはだいぶ異なりますが、

 共通のソールですね。

 

 これが冒頭でお話しした、

 「アディクト」の系譜にある〜

 と僕が思った理由です。

 

 なぜなら、

 スニーカーにおいてソールデザインというは重要だと思うからです。

 スニーカーのソールにはその時の新しい技術やデザインが投入されますよね!

 それゆえ、時代が表れる箇所でもあるかなと。

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 

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