こんにちは。
今日も晴れました。
にしても・・・暑かったですね。
7月上旬並みとか!?!?
『エルメス』のランニングシューズタイプのスニーカーを取り上げています。
今回はこちらです。
HERMES BUSTER
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情報を探してみたのですが、なかなか・・・。
公式オンラインショップでも現在は販売はされていないようですね。
でも、近年のモデルに見られるようなフォルムではあるかなと。
靴を見ていきましょう!
フォルム
やや細めの幅、中庸なノーズ長、
適度にボリューム感を抑えたラウンドトゥ、
ウェストやヒールもすっきりとした印象です。
前傾した感じや、スッとスマートな感じもあり、
前靴「DRIVE」と近しいようなフォルムかなと。
因みに「ドライブ」は2021年に登場したモデルで、80年代にインスパイアされたスポーティシックスタイルのスニーカーでしたね。
なお、「ドライブ」と類似するディテールがもう1つあるのですが、それは後で。
アッパーデザイン
ヴァンプからクォーターはネオプレン素材(?)のような生地です。
タンも同じ素材ですね。
『エルメス』なのにレザーでは無いというのも、、、
ある意味贅沢な感じがしますね。(笑)
クォーターのサイドデザインは至極シンプルです。
基本的にオーソドックスなスニーカーにあるようなステッチのみです。
ブランド主張としては、レースステイのサイドステッチの上部と繋がった小さな「H」ロゴのステッチくらいでしょうか。
履かれた「バスター」を見て、ここに気づく人がどれくらいおられるでしょうか??
しかもステッチはボディと同じブラックですので殆ど目立ちません。
個人的には好きなデザインです。
全体のシックな雰囲気を壊さないブランド主張なので、ドレス寄りなファッションにも合わせやすいですね!
クォーター話から、
ループ状のファブリックによるレースホールです。
タンの中央にもファブリックのレースホールとプルタブがあります!
「エアマックス95」以降のハイテクランニングシューズ的なデザインですね。
フェイシングがシューレースも含めたファブリック素材でまとまり、
スポーティーでソフトな印象ですね。
U字型のトゥガードは起毛革です。
これまで学んだ事から推察するに(!?)、
「シェーブル・ヴェロア」ではないかと。
大きなアウトサイドカウンターはスムースレザーです。
トップラインの後方からソールのウェスト辺りへと傾斜した直線ラインは特徴的なデザインですね!
しかも、その傾斜ラインと繋がるようにミッドソールのヒール箇所にも傾斜ラインがデザインされています。
更に、
ヒールタブまで一枚の革で繋がったデザインです!!
そのヒールタブは丸みのあるW字型のようなラインです。
まるで「エッグチェア」の背もたれのような、
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いわばアキレス腱もたれ(?)のような、
特徴的なヒールデザインだと思います。
この個性的なヒールデザインを活かすために、
サイドデザインをシンプルにしたのでは!?とさえ思えますね。
後ろから見ると、上質な革でヒールを包み込むような心地良いイメージが膨らみますね!
やはりチェア!?(笑)
ヒールの最下部には質感の異なるブラックレザーのガードが付けられています。
その中央には「HERMES」ロゴが刻まれていますね!
その下のソールは、しっかりと裾広がりしたデザインです。
あれ??
どこかで見たような、、
・・・
底面もチェックします。
ブラックのラバーソールは大きな「H」を象ったブロックパターンで、
路面に接する凸箇所はマットな表情、
路面と接しない凹箇所は艶のある表情、
で仕上げられています。
やっぱり!
そう、前靴「DRIVE」と同じソールデザインですね。
ここが上の「フォルム」のところで触れた「ドライブ」との類似するディテールでした。
おまけ 1
色違い、サイズ違いを見つけました。
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アウトサイドカウンターとソールのヒール箇所のカラーが異なるので、特徴的なヒールデザインが際立ちますね!
それでもフロントは落ち着いたグレーでシンプルな印象ですので、着回しやすいと思います。
おまけ 2
もう1足、カラーとサイズ違いを見つけました。
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こちらはヴァンプとクォーター、タンのファブリックも違います。
ネオプレンというよりキャンバス生地ですね。
ブラック生地にホワイトレザーとホワイトミッドソールのモノトーンカラーです。
そこにブラウン、ベージュのレザーがヒールに加わり、クラフト感と、マイルドで洒落た印象に仕上がっていますね!
今回はここまでです。
ではでは。