こんにちは。
今日も晴れました。
気温も上がって、暖かかったですね。
春の訪れ!?
前回の続きです。
『CELINE』の2023年春夏メンズコレクションを見ています。
発表自体は昨年6月頃だったのですが・・・、
実際の2023年春夏は今からなので。
前回はテーマである「DYSFUNCTIONAL BAUHAUS』から、
バウハウスについて確認しました。
(・・脱線。)
で、ファッションの話をしている事を思い出し、(苦笑)
Renata Petersenの作品に影響を受けてのタイトルという情報を取り上げました。
「ドイツの芸術学校・バウハウスの系譜を継ぐシンプルで幾何学的なラインを支持しつつ、そこに歪みやねじれが生じることを警告する芸術的なムーブメントに影響を受けている」
との事でしたね。
今回はここからです。
ベースとなっているアイテムはシンプルでベーシックであり、それは歴史を重ねて磨かれてきたメンズにおいて大事な「型」でもあります。
それをある意味ではバウハウス的なるものと言えるでしょうか。
そこに刺繍やフリンジ、アクセサリー類など、装飾的なデザインが加わるのは、バウハウスとは逆ですね。
また、サイズバランスやコーディネートで変化を加える「崩し」もそうでしょうか。
そして、今回のショー会場は『パレ・ド・トーキョー』でした。
その意味について、こちらの記事を読ませて頂きました。
【ルック】セリーヌ オム 2023年春夏コレクションがパレ・ド・トーキョーで開催(2022年7月1日)|ウーマンエキサイト(1/2)
20年前の2002年1月にエディが「Dior homme」2002−03秋冬のショーを行った場所であり、昨年は美術館の開館から20周年でもあったのですね。
そうした節目のタイミングという事もあるからでしょうか、
自身のこれまでのデザインを振り返るようなアイテムも多かったですね。
ところで・・・
なぜ今「バウハウス」なのでしょうか?
「バウハウス」が意味しているものはなんなのでしょうか?
と、僕の妄想が広がりました。
そういえば、前回チェックしたWikipediaの中で「バウハウスが発明した合理性を追求したデザインは現代人が意識する必要が無い程に日常化したと言えます。」とありましたね。
つまり、バウハウスは現代社会の中にある合理的なシステムとも言えるのかな。
そこにDYSFUNCTIONALが潜んでいるというメッセージだとしたら・・・今の世界情勢に繋がる!!??
また、
バウハウスによってデザインの量産化・大衆化・民主化がなされました。
シンプルで機能的で大量生産・大量消費されるモノ。
そこにDYSFUNCTIONALが潜んでいるというメッセージだとしたら・・・
今季のファッションの話でしたね。
ロック音楽が使われ、スタイルにもロック要素が見られるようになってきた感じがします。
そして、2023年春夏のレディースコレクションでも印象的なロックが使われていましたね。
因みにテーマは「La Collection De Saint-Tropez」との事。
地中海の南仏のリゾートからインスピレーションを得たそうで、マリンスタイルが見られましたね。
そこにロックスタイルが加わり、独特の雰囲気が生まれています。
2023年秋冬コレクションの動画はまだ上がっていないようですが、
ルック写真はこちらでも拝見できます。
現代的な緩さもありつつ、やはりエディらしい細身のロックスタイルが続いていますね。
色もブラックが主軸になっています。
その辺りが個人的なキーワードかなぁと思います。
今回はここまでです。
ではでは。