こんにちは。
今日も晴れました。
寒さが幾分和らいだ感じで、過ごしやすい冬日でした。
前回の続きです。
『オールデン』のキャップトゥダービー「N3501」を取り上げています。
Alden N3501 パンチドキャップトゥダービー
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ユーズドです。
サイズはUS101/2 でウィズはDです。
前回は、アッパーのデザインが共通していると思われる
前々靴「56201」、前靴「56251」との違いについて書き始めました。
まずはアッパーの革について取り上げました。
カーフでもコードバンでも無く、キッドレザーでしたね。
他にも違いがあります。
では始めます!
外鳩目
前々靴「56201」や前靴「56251」が内鳩目だったのに対して、
本靴は外鳩目となっています。
この点、内鳩目と外鳩目の違いをどのように捉えたら良いものか?
1つは、別モデルと捉える事ができますね。
実際、前々靴「56201」と前靴「56251」は型番号も「562」までは共通しています。
しかし、本靴は「N3501」ですので、型番号が全く違いますよね。
・・・でも、
モディファイドラスト、パンチドキャップトゥ、6アイレットダービー、革の切り返しやステッチ等のデザインもほぼ同じ・・・なんですよね。
という事で、もう1つは、同じモデルの別注による変更と捉える事もできます。
というのも、有名セレクトショップの別注でも外鳩目は結構見られるような記憶があります。
・・・でも、
『NATORIYA』直営サイトの商品説明欄には、
外鳩目については特に書かれていないんですよね、、、。
ともあれ、
本靴は外鳩目という違いがあります!
外鳩目は鳩目の存在感が目につきますし、
スポーツ感・カジュアル感のあるデザインだと思います。
そういう点では、本靴はパンチドキャップトゥのダービーですので、カントリー的な要素はありますね。
加えて、キッドレザーです!
前掲した『Explorer』の記事中でも「ヴィンテージのサービスシューズのような革の雰囲気」と評されていましたが、つまりワーク・カジュアルな雰囲気が感じられる革という事ですよね。
これらの要素と外鳩目との相性は、良いんです!!(K平さん?)
それでいて、
光沢感のあるブラックのスムースレザー、シングルウェルト、シングルレザーソールというドレス寄りな要素もあるのです。
個人的には、アメリカ靴独特のデザイン、ワークとドレスが融合したような、いわば合理的なドレスデザイン、となっているように思います。
別注ポイントはもう1つあります。
ウォーターロックソール
アウトソールはシングルレザーソール・・・なのですが、
通常のレザーソールでは無く、
ウォーターロックソールとなっています。
まずは、『オールデン』のアウトソールについてまとめられた記事を見つけました。(感謝)
全10種類ですか。
因みに、前々靴「56201」と前靴「56251」はシングルレザーソールでしたね。
2006年に仕様変更され、スーツにも合わせられるドレス寄りのアウトソールとして採用されました。
なお、旧5625はダブルソールで、ストームウェルト仕様でしたね。
そして、本題のウォーターロックソールについてですが、
オイルが含まれたオイルドレザーです。
名前の通り水を通しにくく、屈曲性にも優れたソール、との事。
更に、こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
ウォーターロックソールは、『オールデン』が仕入れたソール 用のレザーを特製ブレンドのオイルにじっくり漬け込んで作ったオリジナルソールなのですね。
で、本題の機能性については・・・
あれ?
名称から想像する機能性とは異なる!?
本当の意味を教えて頂けます!(楽)
感想
モディファイドラストのパンチドキャップトゥダービーというデザインとして、
前々靴「56201」前靴「56251」、そして本靴「N3501」の3足を取り上げました。
コードバンを使った前2つは輝く艶と深いエイジングで華やかなタイプであるのに対し、
キッドレザーを使った本靴は柔らかな艶とオールド感のある表情で渋いタイプでしょうか。
前2足との違いも実用的な変更ですので、より履き心地に優れた、履く頻度が上がる靴に仕上がっていると思います。
ではでは。