こんにちは。
今日は曇り気味でした。
日が少ない分、寒さが増しますね。
箱根駅伝の抜きつ抜かれつの勝負は凄かったなぁ。
スポーツはシナリオの無い真剣勝負ですね!
明日はどんなドラマが生まれるのだろうか。(楽)
前回の続きです。
『オールデン』のキャップトゥダービー「971」を取り上げています。
ALDEN 971
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前回はラストAberdeen、カーフスキン、キャップトゥまで書きました。
ある程度畏まったドレススタイルにも履けそうな要素がありましたね。
ダービー
ある程度畏まったドレススタイルにも・・と書いておいてナンですが、
オックスフォード(内羽根)では無く、
ダービー(外羽根)です。
羽根の付け根から後方へカーブを描いて落ちていくクォーターのカットラインはオーソドックスなダービーデザインを踏襲していますね。
ここの縫い合わせのステッチも僅かに間隔の開いたダブルステッチです。
同様のステッチはレースステイの脇にも施されています。
これらは前回のトゥキャップの淵のダブルステッチとリンクするデザインとなっていますね。
ステッチの存在感がややカジュアル寄りなデザインではありますが、
ワークシューズ程では無く、
適度なドレス感もあるように思います。
ドレスシューズとして見るならば、ダービーという個性とともに、ステッチでも少しだけ個性を表している感じでしょうか。
こういうデザインの自由度はキャップトゥでもダービーだからこそと言えるのかもしれませんね。
羽根
5アイレットです。
ダービーでもオックスフォードでも一般的な数だと思います。
羽根の長さもオーソドックスですね。
鳩目の金属は表には表れていません。
内鳩目ですね。
ドレス寄りなダービーという印象に仕上がっていると思います。
後ろ姿
アウトサイドカウンターの革の切り返しがあります。
踵のトップラインからカーブを描きながらソールのウエスト辺りへ落ちていくカットラインです。
ここのステッチもトゥキャップやクォーターとリンクするダブルステッチです。
アウトサイドカウンターが有る事自体もそうですが、ダブルステッチという事もあり、カジュアル寄りなデザインと言えるでしょうね。
更に、後ろ姿にも特徴的なステッチが見られます。
縫い割りが無く、シームレスヒールのようでありながら、
下部に長方形型のステッチがあります。
特に切り込みや革を寄せたような様子も無いので、装飾でしょうかね??
他ブランドではあまり見られないですし、『オールデン』の特徴的なデザインと言えそうですね。
このステッチが無ければシームレスヒールのような後ろ姿でドレス寄りな印象になりそうですが、敢えて特徴的なステッチが入る事で存在感のある印象となっているように思います。
キャップトゥダービーだからという事もあるのですが、何となくミリタリーフォーマルな雰囲気も感じられるかなぁと。
ダブルレザーソール
底付けはグッドイヤーウェルト製法です。
レザーソールが2枚重ねられたダブルレザーソールです。
カントリーシューズに見られる仕様で、実用的なソールが採用されていますね。
底面からみると、出し抜いのステッチが見えます。
オープンチャネルです。
しかし、底面は全て黒で塗られたカラス仕上げですね。
ドレス感のあるデザインだと思います。
感想
スタイリッシュなラストにブラックカーフ、
キャップトゥダービーというデザイン、
から、ドレス感のあるカジュアルデザインという印象がします。
アメリカ靴という事もあるでしょうか、
個人的にはミリタリーフォーマルを思わせる印象がするからでしょうか、
厳格なフォーマルは別としても、ある程度畏まったスタイルにも合わせられるようにも思われますね。
つまり、かなり実用的なモデルなのではないかと!!?
今回はここまでです。
ではでは。