新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
元旦ですね。
穏やかな冬晴れに恵まれました。
良い年になりますように。(願)
キャップトゥダービー特集に戻ります。
イギリス靴、フランス靴、イタリア靴、そしてハンガリー靴と見てきました。
次は大西洋を渡ってアメリカです!
アメリカ靴といえばこちらですね。
ALDEN 971
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『Alden』の歴史については、以前書いた事がありました。
時代の荒波によりほとんどのアメリカ靴ブランドが淘汰されていきましたが、『オールデン』は現在もアメリカ製を貫く貴重な老舗靴ブランドですね。
早速靴を見ていきましょう!
ラスト ABERDEEN
アバディーンラストについても以前書いた事がありました。
創業から64年後の1948年に作られたラストで、
現存する最も古いラストですね!(長)
そして『オールデン』の中で最も細いラストです。
ノーズ長は長過ぎず短過ぎず、中庸な感じです。
トゥはやや小ぶりなエッグトゥでしょうか。
細身のフォルムと相まってスマートな印象ですね!
気になるサイズ感について、愛用者の方の記事を見つけました。(感謝)
キャップトゥダービーですね!!(繋)
日本未発売のモデルとの事。(珍)
コードバンの艶といい皺といい、良いですねぇ〜。(美)
シャープな印象もあるのでドレスモデルに向いているようにも思うのですが、
ローファーやNST(Norwegian Split Toe)と言ったカジュアルモデルで使われる事が多いようですね。
シャープ感が強いのは伝統的なドレスには向かないのかな。
でも、現代のドレススタイルはスマートですので、アバディーンラストも合いそうですがが・・!?
そういう意味でも、ドレスとカジュアルの間にあるキャップトゥダービーとの相性も良いように思います!
カーフスキン
『オールデン』といえば、ホーウィン社のシェルコードバン(馬革)!
ですが、
本靴はブラックのカーフ(牛革)です。
確かにシェルコードバンは美しい輝きと味わい深いエイジングが魅力ですし、
希少性も高い素材ですので、見つけたら買いっ!です。
ただし、素材としてはカジュアル寄りとされていますし、水に弱いというデリケートな面があります。
ですので、履ける場面と日を選ぶ革でもありますね。
対して、カーフ、特にブラックのカーフは、フォーマルにも合わせられる革ですね。
また、水に強いとは言いませんが、濡れてしまってもメンテナンスをすれば再び良い状態に戻りうる革です。
ですので、いつでも履ける革といえるのではないでしょうか。
そういう意味では、ブラックのカーフはとても実用的な革ですね!
なお、カーフは西欧の老舗靴ブランドも品質を競い合うような革ですので、ピンからキリまでありますよね。
しかし、『オールデン』は先ほども書いたようにシェルコードバンの話題が圧倒的に多く、カーフの評判はあまり耳にしないかなぁ・・・。
とはいえ、検索してみると流石人気ブランドで、カーフについてのコメント記事もありますね。
僕が調べた感じとしては、賛否両論あるようで。
ただ、それは個体差なのかなとも。
某服飾評論家の方のお言葉にあったと記憶しているのですが、
同じブランドの同じモデルの靴であっても、作られた年によって、もっと言えば1足1足、品質の良し悪しはあるものだと。
その個体差の幅がちょ〜っと大きいのが『オールデン』なのでしょうね。(苦笑)
キャップトゥ
トゥキャップの革の切り返しがあります。
長さも十分にとられていますね。
イギリスのドレスシューズのようなエレガントなバランスだと思います。
縁はダブルステッチで、
2列の間隔は少し開いていますね。
ステッチの存在感がややカジュアル寄りな印象もしますが、
細やかなステッチと相まってドレス感もあるような印象がします。
やはりドレスとカジュアルの間でしょうね。
今回はここまでです。
ではでは。