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キャップトゥダービーで! (136)Silvano Sassetti キャップトゥダービー ② (C)パーフォレーション

 こんにちは。

 今日は雨上がりの曇りで、風がありましたね。

 でも、その割りに、寒くは無かったです。

 明日は12月だというのに。

 

 イングランド、強いですねぇぇ〜。

 

 『シルバノ・サセッティ』のキャップトゥダービーを取り上げています。

 モデル名や型番号が分からないので、こちらです。

Silvano Sassetti


 

 ユーズドで、さいずは7です。

 参考サイズは25.5との事。

 

 前回はよく見ると普通と違う(?)ダービーのところまで書きました。

 クォーターに技が効いていて、イタリア靴らしいデザインかなと!

 

 今回もクォーターの「デザイン」からです。

トップライン 

 トップラインの縁を見ると、パーフォレーションが施されていますね。

 1つと縦に2つの子穴が連続したデザインです。

 

 このパーフォレーションはトップラインの淵からレースステイ脇まで繋がり、羽根の付け根の近くまで続いています。

 親穴もギンピングも無く、ブローグと言って良いものか??

 イギリス靴におけるブローグのようなカントリー感のある賑やかな装飾というよりは、

 さり気なくデザインを加えた感じの控えめな装飾という印象がします。

 ロングノーズのスマートでドレス寄りなダービーに合わせるためのデザインでしょうか。

 トゥキャップにはパーフォレーションが無く、ここだけに有る、というのも珍しいですね。

 こうしたアレンジもイタリア靴らしいように思います!

 

 

後ろ姿

 ヒールには市革が使われています。

 トップラインからソールまで伸びる棒市です。

 真ん中よりやや上でくびれ、裾へ広がるデザインですね。

 

 ヒールカップの丸みも綺麗に表れています。

 シングルステッチも細やかです。

 美しい後ろ姿ですね!

 

 ソールのヒールもチェックします。

 コバの張り出しは僅かです。

 ヒールブロックも綺麗に積まれ、

 安定感のあるヒールですね。

 

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底付け

 コバに注目すると、出し抜いらしきステッチが見られますね。

 このステッチはつま先からウエストのところまでで、ヒールには見られません。

 

 今度は靴の裏側から見てみましょう。

 アウトソールの淵に、つま先からウエストのところまで、ステッチが走っています。

 ちょうどコバの下に当たる場所ですね。

 という事は、やはり出し抜いではないかと!

 という事は、底付けはグッドイヤーウェルト製法、

 更に、『シルバノサセッティ』ですので自社が特許を持つグッドイヤーフレックス製法、だと思われます。

 あ・・!

 『補足コメント』蘭に「グッドイヤー製法でありながら、軽やかな履き心地なのも嬉しいポイントです。」とありますね。

 ですので、やはり!

 

 因みに、グッドイヤーフレックス製法については『シルバノサセッティ』の一足目①の時に書きました。

キャップトゥダービーで! (132)Silvano Sassetti キャップトゥダービー (D)グッドイヤーフレックス製法 - 靴と歩む、僕の...

 

 

アウトソール

 レザーソールです。

 製法のところでチェックしましたが、出し抜いのステッチが見えますのでオープンチャネルです。

 本靴はユーズドで製品情報も見つけられなかったので、ヒドゥンチャネルでは無かった事で出し抜いが確認できました。

 それにしても、出し抜いのステッチも綺麗に整っていますね!

 

 トップリフトのゴムはシンプルな三日月型のラスターです。

 

 

感想

 ロングノーズのスマートなフォルムで、

 肌理の整った綺麗なカーフで、

 ドレス感のあるキャップトゥダービーですね。

 色がダークブラウンで、トップラインにパーフォレーションがあるので、カジュアルなデザインも入っているといえますが、カントリーは雰囲気は感じないかな。

 カジュアルでもスマートな印象ですね。

 

 ではでは。

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