こんにちは。
今日も晴れました。
朝晩こそ寒くなりましたが、天気の良い日中は暖かいですね。
特に日当たりの良い室内なんて温室状態で、、、。(汗)
今夜は皆既月食と惑星食の両方が起きました!
なんと442年ぶりの事だそう。
更に天王星食となると5000年ぶりとか・・。
『Aubercy』のキャップトゥダービーを取り上げています。
「PEARCE」の次は、
AUBERCY PEARCE LAMA
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もう一度「PEARCE」です!
でも、前靴との違いがあるのです。
の前に、
本靴も新品で、こちらは6hと8h以外はサイズが揃っていますね!
本国サイトの方も探してみたのですが、こちらのモデルは無いようで・・・。
廃盤なのかな? それとも日本限定?? もしくは別注とか???
ちょっと引っ張ってしまいましたが、話を戻します。(笑)
前靴との違いは?、ですね。
それは・・革!!
LAMA
「素材」のところを拝見すると、
「LAMAレザー 伊INCAS社で軽く柔らかが特徴LAMA風牛レザーのこと」
とあります。
つまり、牛革を加工した革のようです。
牛革のラマレザーについて書かれた記事を見つけました。(感謝)
シュリンクレザーなのですね。
シュリンクレザーは鞣しの段階で特殊な薬品を使ってシュリンク(縮める)したレザーです。
因みに、薬品を使わずに手で揉んで細かいシボを付けたレザーは揉み革と呼びます。
そして、イタリア靴ではこのシュリンクレザーで「ラマカーフ」という名称のものがよく使われているそうです。
『ボリーニ』や『サントーニ』、そして『エンツォ・ボナフェ』の名前も挙げられていますね!
本靴の製造がボナフェであるなら、得意とする革と言えますね。
ラマカーフの特徴は、シボによって傷や皺が目立たない事や、柔らかくて足馴染みが良い事、が挙げられます。
シボの不圴一さは型押しでは無くシュリンクだからでしょうね。
ですので、スコッチグレインレザーとは表情も柔軟性も異なるのでしょう。
記事の後半では昔の『Church's』(二都市時代前後)にあった「Angus(アンガス)」という靴が紹介されていますね。(珍)
「Burwood」とラストやパターンが共通していて、素材違いのモデルとの事。
その素材、つまりアッパーの革がLAMAなのですね!
牛の肩の革を使っているようで、シボが大きめに表れていますね。
タンナーはイタリアのようですが、今市場で見かけるものとは別物との事。
そういえば、古いチャーチの靴の中には、ラクダやアザラシや象といった珍しい革を使ったモデルがありましたよね。
その後ワシントン条約などで市場に出る事がほとんど無くなったようです。
前靴のペッカリーの話の中で、珍しい革を使うあたりもフランスの高級靴ブランドらしさが現れているという感想を書きましたが、イギリス靴でも無い訳では無かったですね。
ひょっとしたら、イギリス靴こそ先行していた可能性も有り得るのかも!?
さて、話が前後してしまいますが、
そもそも「ラマ」(本物の方)って何なの?
これについても記事の中で言及がありましたね。
おそらく動物のラマのことだろう、と。
ラマはペルーなどに生息しているようで、あまり食用にはしないそうです。
荷物運搬用に家畜として飼ったり、その糞を燃料にしたりしているようです。
ですので、革が出る事はあまり無く、希少性が高いようですね。
ん?
ペルー・・・って、ペッカリーの時にも登場しましたよね!?
ペッカリーもラマもペルーにゆかりがあるのですね。(学)
ラマについて、もう少し調べてみましょうか。
こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
哺乳綱偶蹄目ラクダ科の動物です。別名アメリカラクダ。リャマ、ヤマともいう。
原種はすでに絶滅したと考えられ、現存しているのはすべて家畜種で、南アメリカのアンデスの高地に分布する。
ラクダ科に属するが背中にコブは無く、コブナシラクダと呼ばれることもある。
ラマの家畜化の証拠は紀元前5200〜前4000年ごろにさかのぼる。
やがてラマは海岸地方も含め中央アンデス地域一帯で飼育され、16世紀にスペイン人が侵入するまで土着文化において重要な役割を果たしてきた。
主として採毛用に飼育された近縁種のアルパカと異なり、ラマは多目的に利用できる。
小形なので人や重い荷を運ぶ事はできないが、30〜40kgの荷なら楽に運べ、毛は目の粗い
織物の原料に、皮は履物や紐の材料に、糞は燃料として利用された。
乳は飲用にされることはなかったが、肉は保存食として干し肉(チャルキ)をつくる技術が発達した。
現在アンデスの北部および海岸地帯ではヨーロッパ伝来の家畜にほぼ完全にとってかわったが、南部山地のインディオ村落ではラマは依然として重要で、とくに海抜4000mを超える高原部には「リャメーロ」とよばれる牧民が住み、伝統的なラマ、アルパカの飼育を続けている。
食用肉としての情報がありましたね。
とはいえ、ラマを家畜とする地域自体が限られているようなので、やはりラマ革は希少だろうと想像されます。
となると、本物のラマ革が気になりますね!
本物のラマ革を使った製品を探してみたのですが・・・
やはり、なかなか見つからないですね、、、。
なかなか見つからないという事は、
やはりかなり希少な革なのでしょうね。
どうにか見つけられたのがこちらの製品です!
アンデス雑貨のお店です!
小物なので、革の表情がなかなか見えづらいですが・・。
牛革のカーフと比べると、やはり不規則な皺がやや大きめに入っているように見えます。
そして、
ラマを模して作ったのか、出来上がったものが似ていたからなのか、どちらが先か分かりませんが、ラマ革のような牛革のシュリンクレザーがラマカーフという事でしたね。
あらためて、本靴を見直しましょう!
・・
というところで、
今回はここまでです。
ではでは。