こんにちは。
今日は曇りからじわじわと雨に変わっていきました。
梅雨、ですね。
今季は気温も低めで、蒸し暑いというよりは涼しい感じです。
雨具は透湿防水とはいっても暑くなりがち・・。
蒸し暑いより涼しい方がありがたいですね。
キャップトゥダービーについて書いています。
今回はちょっと話が逸れます。(?)
というのは、ずーっと気になっていた単語について思うところがありまして。
その単語とは「オックスフォード」と「バルモラル」です。
両者の違い、関係、分類、、、どうなっているの?
これまでいろいろ書いてきてナンですが、
僕はそこまで深く考えずに、自分が得た情報からこんな感じかな、というふわっとした(軽い・・)イメージで使っていました。(苦笑)
元々舶来品なのですが、むしろ日本語の方が「内羽根」という単語が使えるので有難いですね!!?(笑)
その「内羽根」を指す英語に(っていう書き方がそもそも変な感じ・・・)「オックスフォード」と「バルモラル 」という異なる単語があるから困るのです。(苦笑)
僕はこれまで「内羽根」について「バルモラル 」という言葉を使ってきました。
というのは、僕が日本語で得た情報では、
短靴全般を「オックスフォード」、
内羽根を「バルモラル 」、
外羽根を「ダービー」や「ブルーチャー(ブラッチャー、ブリュッヒャー等)」、
という分類がされていたから。
ブーツの筒をカットして短靴にしたのが「オックスフォード」という説明もありますので、短靴全般を指すのかなと。
そして、アルバート公がバルモラル 城で履かれた靴だからフォーマルに対応する内羽根を「バルモラル 」と呼ぶのだろうと。
でも、イギリス靴をあれこれ検索していると、なんだかちょっと違うような気が・・・?
例えば、以下のイギリスを代表する靴ブランドのサイトを見てみましょう。
『CROCKETT&JONES』です。
1879年に創業し、2017年にチャールズ皇太子からロイヤルワラントを授かった老舗です。
バリエーションも豊富なブランドですので、分類が気になりますね!
前提として、「MONK STRAP」、「LOAFER」、各種「BOOT」は別に分類がされています。
残るは靴紐のある短靴ですね。
「OXFORD」と「DERBY」、という分類がされています。
まずは「DERBY」から。
クォーターのある外羽根と、別に羽根だけを付けたホールカットの外羽根も含まれています。
そして、「DERBY」以外を「OXFORD」としているように思われます。
外羽根以外ですので、クォーターのある内羽根はもちろん、アデレードや革の切り返しの無いホールカットも「OXFORD」に含まれています。
『EDWARD GREEN』です。
1890年に創業し、伝統が感じられる最高品質の靴作りで信頼されるイギリスを代表する靴ブランドです。
こちらも、「LOAFER」や「BOOT」を別に分類し、代表モデルの「CHELSEA」や「DOVER」が独立して挙げられています。
そして、「NEW OXFORDS」という分類があります。
その中を見てみると、内羽根やホールカットなどで、DERBYはありませんね。
という事は・・
「DERBY」は「OXFORD」では無いのかも。
ここで本家イギリスの『JOHN LOBB』の見解も気になるところですね!
ビスポーク専門ですので、サンプルのようなイメージでいくつかのスタイルが挙げられている感じでしょうか??
そして、「Oxford Cap」が内羽根、「Navvy Cut」が外羽根、となっていますね。
という事は、外羽根は「Oxford」では無いという事になるのかな。
因みに「Navvy Cut」は『ジョン・ロブ ロンドン』独特の言葉ですが、以前学んだ事がありました。
あらためて学びのある言葉ですね!
それについてはまたあらためて。
上で挙げたようなイギリス靴ブランドの分類から考えれば、「オックスフォード」に「ダービー」は含まれませんよね。
ですので、短靴全般を「オックスフォード」とは言えなさそうです。
今回はここまでです。
ではでは。