こんにちは。
今日は曇り時々晴れ時々雨時々雷・・。
山の天気? 夏の夕立?? 本当に梅雨前???
前回の続き・・になるのかな??
というのは、
この頃なんだか言葉が出てこない・・
という僕のモヤモヤに関するお話をもう1つしようかなと。
そのような気分で過ごしていると、プロの書いた言葉にあらためて感銘を受けるたりするもので。
タイトルに惹かれて何気なく手に取ったこちらの本もそうでした。
『サンドウィッチは銀座で』 平松洋子
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失礼ながら僕は著者のことを存じ上げなくて、
本当にたまたま手に取った本でした。
読んだらこれが楽しくって!
タイトルの他に12篇が収められていて、食欲をこれでもかと刺激してくる名文ばかり!
東京のお店のみならず、成田や大阪などへも足を伸ばしておられますよ!
今回は、タイトルにある銀座のサンドウィッチを取り上げますね。
「木村屋総本店」の二階に日替わりのサンドウィッチがあったなんて!(学)
紹介されているアレの描写が素晴らしく、是非とも食べてみたいです!
「はまの屋パーラー」に対しては「止まり木」という言葉を使われているのですが、なんて素敵な表現でしょう!
僕も銀座の止まり木で羽を休めたいなぁ。(笑)
そこにサンドウィッチという構図が良いですよね。
他にも「帝国ホテル」や「千疋屋」、「ウエスト」に「みやざわ」、「ロックフィッシュ」に「チョウシ屋」と、魅惑のサンドウィッチが次々と紹介されています。
総じて銀座の「おもてなしの心」が伝わってくるという言葉がぴったりですね!
そしてサンドウィッチだからこそ、それが凄く身近に感じられますし、非常に的確なチョイスだと思いました。
丁寧で行き届いた上質なサンドウィッチと銀座。
やはりサンドウィッチですね、サンドウィッチでなければですね。(笑)
なんとなく惹かれたタイトルでしたが、読んだ後は確信に変わっていました。
銀座とサンドウィッチがこれほどぴったりだったとは。(感銘)
さすがプロのエッセイストは違うなぁ。(尊敬)
ハンバーガー好きの僕でも、サンドウィッチの魅力に襲われています。(笑)
サンドウィッチの他にもあれやこれや美味しいものが登場しますよ!
オムライスの話で、たまごの数を気にする感じも面白かったなぁ。
もちろん食べ物についての描写は素晴らしいのですが、
店舗やお客さん、同伴者に対する眼差しも素敵で、
食事に対する好奇心や情熱、リスペクトや愛情を感じました。
そして、とても粋な方だと思いました。
だから読んでいても楽しいのです。
このまま番組化して欲しいなぁ。
ではでは。