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キャップトゥでもダービーで! Edward Green BORDON ⑫ カラー

 こんにちは。

 今日も晴れました。

 多少湿気っぽい感じがしないでもなかったですが、

 お陰様で過ごしやすい天気でした。

 

 前回の続きです。

 「BORDON」の魅力であるユタカーフについて書いてきました。

 その革について、もう1つ魅力があります!

 それは色です!!

アンティークカラー

f:id:maeego:20220422235509j:image

 ところで、

 前回の余談の中でも触れましたが、

 エドワードグリーンと言えば、ダークオークアンティーク!

 と言われるほど有名な、ダークオークアンティーク。(二度?)

 

 前置として、

 『エドワードグリーン』の創業は1890年と大変歴史のあるブランドです。

 しかし、1970年代には倒産寸前にまで陥った事がありました。

 それを救ったのが先代社長のジョン・フルスティック氏です。

 氏は1983年にブランドを負債と1ポンドで購入し、再建に取り組みました。

 氏がもたらした新しい息吹はブランドを躍進させるにとどまらず、靴業界全体にも波及して高級靴ブームを起こしました。

 

 その新しい息吹の1つが、ダークオークアンティークです!(繋)

 どういう事かといいますと、こちらの記事で触れられています。(感謝)

strasburgo.co.jp

 これまで「黒しか履かない」というのが伝統的な英国紳士の常識だったそうです。

 そこにEDWARD GREENがダークオークアンティークというブランカラーを加えたのです。

 このダークオークは、英国紳士の靴への意識に革命をもたらすものだったそうです。

 

 妄想するに・・・

 ブラウンカラーの革靴自体は昔からあったはずです。

 ただし、おそらくブラウンカラーはカジュアルな靴という認識が強かったのではないでしょうか。

 つまり、ダービー(外羽根)やモンクストラップやスリッポンなどでは有りえても、(イギリス的には)オックスフォード(内羽根)には有りえない、と。

 オックスフォードは黒! 以上!! という世界だったのかもしれませんね。

 そこにダークオークアンティークのオックスフォード「CHELSEA」が現れたら?

 びっくり、おったまげ??

 というよりも、

 あ、良いね!

 ・・👍はまだ早いかな、、、

 ともかく、保守的な英国紳士の心にすっと入ったのでしょうね。

 もちろん、英国以外の紳士の心も鷲掴みだったのでしょう!

 

 

 ダークオークアンティークの何が良かったのでしょうか?

 いわゆる一般的なブラウンとは違ったという事ですよね。

 落ち着いたブラウンという意味ではダークブラウンもありますよね。

 

 現代ではこのくらいの色味に違和感は感じませんが、

 均一な色味はブラウンそのものとして受け止められるのかなと思います。

 だとすると、ブラウンはカジュアルシューズという公式によって・・・。

 

 それに対して、エドワードグリーンはトゥやヒールに黒のような濃い色を入れてアンティーク感をデザインしました。

 

 濃淡によって奥行きや深みが感じられ、貫禄のある印象に変わりましたね。

 それがオンタイムに履いてもカジュアル過ぎないブラウンとして受け入れられたのではないかと。

 

 でも、実は、

 通常のダークブラウンを履き込んでいくと、

 徐々に色が抜けてはカラークリームを入れてを繰り返して、

 本当のアンティークブラウンになっていくんですけどね。

 

 ただし、時間がかかるのと、綺麗にエイジングするという保証は無いのです。

 その点、ダークオークアンティークは新品の綺麗な状態からですので! 

 あれかなぁ? デニムの加工みたいな感じ??

 

 ところで、英国人はアンティークがお好き、とよく言われますよね!??

 それは本当に100年以上も昔のモノですが、手をかけて大切に使ってきたモノに唯一無二の価値を見出す価値観ですね。

 そういう意味では本来はダークブラウンからエイジングされた靴にこそ高い価値があるのでしょう。

 ただ、先ほど書きました理由の他に、

 ダークブラウンのオックスフォードシューズを履ける場所が無かったとしたら? 

 だとすると、そもそも殆ど作られていない可能性も??

 つまり、エイジングさせられる環境が無かったとしたら、、、。

 

 そういえば、オルガ・ベルルッティがパティーヌを思いついたきっかけはウィンザー公が持ち込まれたエイジングされた靴と言われていましたよね。

さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (70)Berluti ⑤ VICEVERSA(後) - 靴と歩む、僕の...

 僕はおそらくカジュアルシューズではないかと予想するのですが、どうだったのかなぁ??

 そしてオルガ女史がパティーヌの技法を完成させたのが1980年代でしたよね。

 その10年後にヴェネチアレザーを開発し『ベルルッティ』が世界に広まりました。

 ダークオークアンティークが登場したのも同時代と思われます。

 そういう機運が高まってくるタイミングにも合ったのかもしれませんね。

 

 いずれにしても、ダークオークアンティークはアンティークを好む英国紳士の心に響いたのではないでしょうか。

 そこにラスト202の個性的で上品なフォルムと履き心地の良さが加わり、大ヒットとなったのだと想像します。

 

 結果として、ブランドの名声を大いに上げ、他ブランドも追随していきましたね。

 そうして今ではブラウンのドレスシューズも普通に履かれる世の中となっていますよね。

 そのくらい大きな功績を果たしたカラーですので、今日のEDWARD GREENにとっても欠かせないカラーなのだと思います。

 

CASETiFY

 そして、僕の「BORDON」ですが、

 ダークオークアンティークではありませんっ!

 ・・え?

 これだけ書いておいて今更・・

 

 靴箱には「COLOUR」の下に手書きで「GOLD UTAIH」とあります。

 (何故UTA”I”Hなのだろう??)

 ゴールド・・良い響きだ、って言っている場合じゃ無いですね。

 

 いや、どういう事かと申しますと、

 トゥやヒールにほんのりのダークカラーが入っているのです。

 それも非常に控えめに。

 にもかかわらず、遠目にはキリッとダークカラーが効いて、なんとも言えないカッコ良さがにじみ出ていると思っています。

 ここも僕のお気に入りポイントです!!

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 


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