こんにちは。
今日は晴れました。
そこまで暑くはならず、過ごしやすかったです。
夜は少し肌寒いくらいかな。
今季の僕が気になっている『薄い青のソリッドシャツ』について書いています。
生地感が表れやすいソリッドなシャツですので、生地にも注目しています。
前回は『平織』の中から「ブロード」と「ポプリン」を取り上げました。
今回も『平織』の生地で、「オックスフォード」です!
オックスフォード生地
こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
19世紀にスコットランドの紡績会社がオックスフォード、ハーバード、ケンブリッジ、イェールといった名門大学の名前を冠してシャツ地をを売り出したのが起源らしく、その中でオックスフォードだけが現在でも素材の呼称として残っているとの事。(学)
僕の印象ではアメリカントラッドのボタンダウンシャツのイメージが強いのですが、ハーバードやイェールではなくオックスフォードというのも面白いですね。
でも、例えばイギリスでスポーツシャツとして使われていたものがアメリカへ渡って・・・という展開も想像できるかな。
というのは、あのブランドのあのシャツの歴史なのですが!?
オックスフォード生地の話でしたね。
平織の変化織である「斜子織」で織られています。
「斜子織」は縦糸を2本以上引き揃え(糸同士を撚り合わせしないで平行に揃える事)て織ります。
横糸は同様の場合もあれば1本のものもあるそうです。
織目に隙間が生まれる事で通気性が良く、
糸が交差する箇所が盛り上がるので汗をかいても肌にべたつきにくくなっています。
スポーティーな生地ですね。
オックスフォード生地の中にもさらに分類があります。
こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)
オックスフォード生地について(コットンについて) | CIRCLE OF CIRCUS(南青山CIRCLE BLOG・サークルブログ)
まずは通常の「オックスフォード」。
おおよそ20番手〜40番手の糸を縦横に用いて組み合わせて織られています。
定番的なものは縦に40番手双糸、横に20番手単糸だそう。
「ヘビーオックス」はその名の通り厚みがあって硬めです。
おおよそ10番手〜40番手の糸を用います。
よくあるものは縦に40番手、横に16番手とのこと。
そして「ピンポイントオックス」。
おおよそ80番手〜100番手の糸で、オックスフォードよりも細番手の糸が使われます。
定番は80番手双糸を縦横に用いるそうです。
光沢感が増すと同時に、柔らかくしなやかになってきます。
最後は「ロイヤルオックス」。
100番手以上(120〜140が多いようです)の糸を用います。
キラキラと光沢感が強く、薄くてさらりと滑らかです・
ブロードに近いくらいドレスシャツ向きの生地です。
それではシャツを見てみましょう。
Brooks Brothers ストレッチオクスフォード Regent Fit
『ブルックスブラザーズ』は1896年に世界で初めてボタンダウンシャツを作ったオリジナルブランドです。
アメリカントラッドの定番シャツといえばオックスフォード生地のボタンダウンシャツで、ブルックスブラザーズこそまさにお手本中のお手本ですね!
「WASH→HANG→RFRESH」を実現する機能的な生地です。
ほどよい伸縮性もあります。
胸囲と腕回りを細くし、着丈が短く、前立ても細くしたモダンなシルエットです。
左胸にはシグネチャーのゴールデンフリースが刺繍されています。
Laboratoria Napoletano ピンポイントオックスフォード ワイドカラー
『Laboratorio Napoletano』は2001年にシャツとスーツの仕立て業をスタートしました。2005年、シャツ一本に専念する事でハイクオリティを保っています。
上質で柔らかな光沢感のあるピンポイントオックスフォードです。
ベーシックなワイドカラーです。
マシンとハンド(8箇所)をバランス良く取り入れて縫製され、身体を包み込むような着心地を実現しています。
Luigi Borrelli ACHILLE ロイヤルオックスフォード ワイドカラー
今回はここまでです。
ではでは。