こんにちは。
今日は曇り空から徐々に雨となり、
日が落ちる頃にはすっかり肌寒くなりました。
昨日とは打って変わってのこの寒さ、、、。
前回の続きです。
『Alden』のシングルモンク「455」を取り上げています。
Alden 455
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「Alde - Pedic」というロゴ時代、、、1961年以降のモデルかな?、と。
つまり、昔のモデルですね!
この点、色違い?の靴が紹介された記事を見つけました。(感謝)
1970年代の靴と記述されています。
本靴もその頃のデッドストックなのかもしれませんね!?
いずれにせよ、今では製造されていない貴重な靴です!
スリッポン
クォーターの革の切り返しはありますが、
羽根が無いですね。
スリッポンをベースにしたシングルモンクです。
トゥからヴァンプ、そしてタンまでが一枚の革です。
その下に内側と外側の2枚のクォーターが入り、踵で縫い合わされています。
ヴァンプのサイドのカットラインは甲の傾斜に沿い、バックルの下でカーブして後ろへ流れています。
ヴァンプが広く、ノーズが長く、スマートに見えるデザインですね。
ストラップ、バックル
ストラップは内側のクォーター、アーチの前方上あたり、から別革をい合わせています。
上下が平行線の、ベルトのように真っ直ぐなデザインです。
先端は剣先型ですね。
ドレスシューズにしては僅かに太めな感じがします。
とはいえ明らかに太いほどでは無く、ワーク・カジュアルとドレスの間くらいな印象がします。
対応するバックルも僅かに幅がある感じがします。
フォルムが凝っていて、ピンが乗る上の辺は三日月のようなカーブライン、両横の辺はかなり細く、下の辺は一段上げて幅のあるストレートライン、です。
上下の辺が際立ち、バックルの存在感が強まっていますね!
揉み革
スムースレザーではありますが、やや大きめなシボが入った揉み革です。
スコッチグレインレザーのような堅めな質感では無く、
バッファローレザーのようなナチュラルで柔らかな質感に見えますね。
シボの無いカーフと比べて、カントリー感のあるカジュアルな革という印象です。
ワーク・カジュアルとドレスの間くらいの、やや存在感のあるストラップとバックルとの相性も良いですね!
後ろ姿
ヒールは縫い割りで、上端はドッグイヤーです。
ヒールのサイズがAAAという事もあり、丸みもコンパクトですね。
ヒールのコバの張り出しは僅かです。
ヒールの高さは少し高めでしょうか。
感想
細くスマートなフォルム(ラスト)や装飾性を抑えたプレーンなデザインにより、全体的にはドレス感のあるスタイルです。
その上で、揉み革やストラップとバックルといった印象の強いデザインが加わります。
シングルモンク自体がドレスとカジュアルの両方に対応するデザインという事もあり、本靴も両方に対応するデザインに仕上がっていますね。
そして、印象の強いスクエアトゥです。
ドレスとしては力強さが感じられ、カジュアルとしてはスマートな、独特の個性がありますね!
何となく70年代的な雰囲気も感じられるかな。
アレッサンドロ ・ミケーレのグッチのような!??(妄想)
今回はここまでです。
ではでは。