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さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (116)Alden 955 ③ 953

 こんにちは。

 今日も晴れました。

 お陰様で穏やかな天気が続いていますね。

 

 『Alden』のシングルモンク「955」を取り上げてい・・たのですが、

 アッパーの革違いが色々と見つかりまして、、、(吉!?)

 せっかくなので全てご紹介しよう!と。

 今一度整理しますと、

 ブラックカーフが「955」、

 ブラックコードバンが「1655」、

 (『なとりや』別注から定番に昇格したそうなので3桁では無いのでしょうね。)

 バーガンディーコードバンが「954」、

 そして、

 今回取り上げるのが、

 モカスエードの「953」です!

Alden 953

 デザインは同じでも、スムースレザーのモデルとはまた違った雰囲気ですね!

スエード

 毛足がかなり短く、均質に整った、綺麗なスエードですね。

 

 『Alden』のスエードに関してこちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)

www.shoe-repair.net

 『オールデン』では「ゴートスエード 」つまりヤギのスエードがよく使われているのですね。(学)

 軽く、柔らかく、通気性が良く、履き心地は極上との事!

 また、毛足が短く、若干の艶感があるそうです。

 

 本靴が「ゴートスエード 」かどうかは僕には分かりません・・・

 と思っていたら、

 『なとりや』さんに答えが書かれていました!!(感謝)

natoriya.shop-pro.jp

 正解は、越後製・・じゃ無くて、

 「キッドスエード」との事!

 つまり山羊のスエードですね。

 

 ん?・・ゴートとキッドで何が違うの??

 こちらの記事を読ませて頂きました。(感謝)

山羊革(ゴートレザー)とは|牛革や羊革との違いって? – CRAFSTO

 ゴートは生後半年以上の大人の山羊で、

 キッドは生後半年以内の仔山羊です。

 どちらも山羊は山羊なのですが、

 牛革と同じく、「仔」の方が希少で高級となります。

 

 で、話を戻すと「953」はキッドスエードです。

 『Alden』も高級靴ブランドですからね!!?

 というよりも、

 履き心地を重視するブランドですからね!、と言うべきでしょうか。

 

 とはいえ、スエードですから、

 やはり流石にフォーマルは難しいでしょうね。

 ビジネスカジュアルには十分対応できるとは思います!

 

 

 これまでチェックしていなかった点にも触れますね。

ソール

 底付けはグッドイヤーウェルト製法です。

 出し抜いはヒールの手前までです。

 シングルウェルトですね。

 

 シングルレザーソールです。

 底面を見ると、出し抜いのステッチが見えますね。

 オープンチャネルです。

 『Church's』を思い起こすのは僕だけでしょうか?(笑)

 

 トップリフトはダブテイルですね。

 そのゴムのところに2つ穴が空いているのは特徴的ですね!

 よく見ると化粧釘が深く打たれています。

 これを何と言うのかググっているのですが・・・謎。

 こちらの記事が面白かったのでご紹介します。(感謝)

www.roost.jp.net

 やはり化粧釘の打ち方もブランドによって特徴があるのですね。

 『Alden』も一応オリジナルの数があるようです。

 ただ・・新品でも左右で化粧釘の数が違ったりするそうです。(苦笑)

 担当者の気分や雰囲気??(笑)

 

 

まとめ

 あらためて型番順に並べると、

 「953」はモカスエード、

 「954」はバーガンディーコードバン

 「955」はブラックカーフ、

 「1655」はブラックコードバン

 です。

 

  そういえば、アメリカ編に入る最初の回でご紹介したこちらの記事で、

wfg-net.com

 『JOHN LOBB(LONDON)』ではシングルモンクはバックスキンがよく選ばれる、とありましたね。

 

 因みに「バックスキン」とは牡鹿の革で、牡鹿の革の表面(銀面)を起毛させたものを指す事が多いと思います。

 なお、「スエード」は牡鹿以外の革の裏面(床面)を起毛させたもの全般を指しますね。

 

 そして、「953」はキッドスエード です。

 イギリス靴に倣っていたとすれば、

 『Alden』でも当初はモカスエードから始まったのかもしれませんね???

 

 

感想

 1948年に誕生したAberdeenラスト・・・

 1940年代のアメリカ・・・

 シングルモンク・・・

 !!??

 「955」が当時からあったのかどうかは分かりませんが、

 ひょっとしたら「955」のような靴がフォーマルにも履けるシングルモンクの始まりだったのかもしれませんね!?

 そう感じさせるくらい、アメリカンクラシックな雰囲気のあるデザインです!

 

 それは、細く尖った印象のラストであったり、

 細いストラップと小ぶりなバックルであったり、

 「D」字型が印象的な上品なバックルのフォルムであったり、

 と、ドレス感をやや強調するようなデザイン感覚がアメリカっぽいかなと。

 

 この点、『NATORIYA』さんの記事を読ませて頂きました。

ALDEN (オールデン) 955 モンクストラップ カーフ 【ブラック】 | 販売店 | (有)シューズサロンなとりや

 本国では古くから定番として採用されてきたモデルだそうで、

 品番が3桁という事にもそういった意味があるようですね。

 オフィシャルカタログにも永年掲載され続ける作品との事です!

 

 いつから有ったのかは不明ですが、

 ひょっとしたら!??(楽)

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 

 


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