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さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (103)SUTOR MANTELLASSI フルブローグ

 こんにちは。

 今日は晴れました。

 穏やかな天気で、綺麗に咲いた桜も嬉しそうでした。

 平和な世の中で、心晴れやかに見たいですね・・・。

 

 『SUTOR MANTELLASSI』のシングルモンクを取り上げています。

 今回はこちらです。

SUTOR MANTELASSI フルブローグ

 

 クラシカルな雰囲気がしますね。

 見ていきましょう!

フォルム

 ノーズ長は、長過ぎず、短すぎず、中庸ですね。

 幅も中庸くらいに見えます。

 なんとなく、クラシカルなイギリス靴のようなバランス!?!?

 

 丸みのしっかりしたラウンドトゥです。

 ボールジョイントからトゥへの窄まりも緩やかです。

 

 甲の立ち上がりは控えめです。

 トゥからタンの先(足首側)まで斜め直線(面)のようにも見えますね。

 

フルブローグ

https://shop.r10s.jp/gold/yalaku/page/detail/images/d0800/0691/0691c.jpg

 トゥには翼を広げたようなW字型の革の切り返しがあります。

 縁はギザギザのギンピングと親子穴のパーフォレーションが、

 トゥにはメダリオンが、施されています。

 同種の装飾はアウトサイドカウンターにも施されています。

 フルブローグです!

 イギリス靴に負けず劣らず、綺麗なブローグですね!

 

 しかも、丸みのしっかりしたラウンドトゥにはボリューム感もあります。

 

 さらに、アッパーはバッファローレザーでしょうか?

 自然なシボと艶が美しくもタフな印象の革ですね!

 

 そして、コバも少し張り出していて、細かな目付が施されています。

 

 総じて、

 まるでイギリスの上質なカントリーシューズのような雰囲気!!??

 

BEAMS Online Shop

横顔

https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_gold/yalaku/page/detail/images/d0800/0691/0691b.jpg

 クォーターの革の切り返しがあります。

 ダービー(外羽根)がベースですね。

 

 羽根はVフロントのような角度がつき、1ホール分くらいの小さな羽根です。

 羽根の付け根からソールへは後ろ斜め直線のカットラインです。

 合わせて「く」の字型のデザインですね。

 

 ストラップは少し太めの幅で、先端まで等幅、先端はラウンド型です。

 バックルも少し大きめですが、フレーム幅は細めでボリューム感は抑え目です。

 角に丸みのあるスクエアで、アッパーのダークバーガンディ・ブラウンと相性の良いゴールドです。

 とても上品な印象ですね!

 

後ろ姿

https://shop.r10s.jp/gold/yalaku/page/detail/images/d0800/0691/0691d.jpg

 ヒールはアウトサイドカウンターで覆われていて、切れ込みも縫い目もありませんね。

 アウトサイドカウンターはブローグもカットラインも綺麗ですね!

 

 ヒールカップの丸みは緩やかです。

 

 ヒールのコバは少し張り出しているくらいです。

 ヒールリフトの高さは抑え目ですね。

 

 安定感のある、穏やかな後ろ姿ですね。

 

ソール

https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_gold/yalaku/page/detail/images/d0800/0691/0691e.jpg

 ヒドゥンチャネル仕上げのレザーソールです。

 削れたところからうっすらと底付けの縫い糸らしき輪郭が見えます。

 コバよりも内側のようですので、おそらくマッケイ製法ではないでしょうか。

 

 ソールも質感の良い革で、仕上げも丁寧で、良い作りだと思います。

 

三越伊勢丹オンラインストア

感想

 中庸なノーズ長や、少し太めのストラップの感じから、おそらく2000年より以前のデザインではないかと思われます。(予想)

 そして、まるでイギリスのカントリーシューズのようなデザインですね!

 

 強いてイタリアっぽい部分を探すなら、

 トゥスプリングが無いところでしょうか。

 そのため、アウトドアシューズというよりもインドアシューズのような雰囲気も感じられますね。

 

 そして、丁寧な作り、良質な革素材等々、とても上質なカントリーシューズです!!

 クラシコイタリアを代表するブランドだったというのも納得ですね!

 そして、クラシコイタリアのベースにはやはりイギリスのクラシックスタイルがあるのかなぁという思いが広がりました。

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 


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