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さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (97)Silvano Lattanzi Gentlemen's Museum

 こんにちは。

 今日は曇り気味の晴れでした。

 少し肌寒さもありましたが、

 春分の日ですし、

 春ってそもそもそんなもん、かなと。

 でも、明日は冬に逆戻りとの予報が・・・!!??

 節電呼びかけもされていますので、暖かい服用意しないと。

 

 『シルバノ ラッタンジ』のシングルモンクを取り上げています。

 今回はこちらです。

Silvano Lattanzi × Gentlemen's Museum

 

 なかなかデコラティブなデザインですね!

 見ていきましょう。

 

 ソックシートの手書き文字を見ると、

 

 商品タイトルにもありますが、『Gentlemen's Museum』と書かれているのではないかと。

 その『Gentlemen's Museum』とは何?

 あれこれググっては見たのですが、こちらでしょうかね??

GENTLEMEN'S MUSEUM

 大阪梅田阪急三番街にショップがあったようですが、2013年7月末に閉店されたようです。

 

 

フォルム

 ノーズ長は中庸くらいでしょうか。

 長くは無いですが、それ程短くも無いですよね。

 

 幅は普通くらい・・でしょうか。

 というのは、結構すっきりと、シュッとした印象がするので。

 それは小ぶりなラウンドトゥが影響しているからではないでしょうか。

 トゥが小ぶりなので内外双方のボールジョイントからきちんと窄まっていますね。

 

 サイド等にエッジは見られず、丸みのある上品なフォルムです。

 

 無駄の無いコンパクトでスマートなフォルムで、

 まるでクラシカルなイギリス靴のようですね。

 

CASETiFY

 

スリッポン

 羽根やフラップなどがありませんので、スリッポンですね。

 ただし、トップラインを見ていると、

 ローファー等のようなストレートにはなっておらず、

 むしろ紐靴に近いくらいの高さと緩やかなカーブが見られますね。

 おそらく履き口もローファー等よりはやや狭いのではないかと思われます。

 すなわち、紐靴に近いバランスのスリッポンなのではないかと。

 

フルブローグ

 トゥキャップは翼を広げたようにサイドまで伸びています。

 アウトサイドカウンターの革の切り返しもあります。

 これらの革パーツの縁にはとても細やかなギンピングと親子穴のパーフォレーションが施されています。

 パーフォレーションはトップラインの縁にも

 トゥにはメダリオンもあります。

 フルブローグですね。

 

キルト

 タンの位置にはキルトがあります。

 

 フルブローグに加えてキルトまであると、

 かなりイギリスのカントリーシューズ的なデザインですよね!!?

 しかも、スコッチグレインレザーのブラウンカラーですし!

 しかもしかも、コバの張り出しはヒールまで靴を一周していますし!!

 

BEAMS Online Shop

 

シングルモンク

 キルトの上にはストラップがかかっています。

 

 ストラップは太くも細くも無く、ドレスシューズの標準的な幅でしょうか。

 先端は緩やかなラウンド型です。

 

 バックルも小ぶりです。

 ベルト通しのあるコの字型のフォルムです。

 平たく幅のあるフレームが少しボリューム感をもたらしていますね。

 艶のあるゴールドが上質な印象です。

 

コバ 

 コバをよく見ると、

 アッパーの淵の直ぐ下を同色の革がぐるりと靴を一周していて、細やかなダブルステッチが走っています。

 その下にアウトソールのコバがぐるりと靴を一周していて、くっきりと目付がされていますね。

 トリプルウェルト???

 ラッタンジ なのでハンドソーンなのでしょうけれども、どういった底付けなのでしょう? 

 

後ろ姿

 アウトサイドカウンターの革の切り返しがあります。

 後ろの中央上部へのカットラインは、カーブを短く、幅を広く、デザインしていて、どっしりとした印象です。

 後ろの中央下部に少し切り込みを入れ、寄せて窄ませていますね。

 

 前述しましたが、コバの張り出しはヒールにも見られます。

 独特のコバで、存在感がありますね!

 

 ソールは幅がしっかりあり、

 高さは抑えめで、

 安定感のあるデザインですね。

 

三越伊勢丹オンラインストア

 

感想

 フルブローグとシングルモンクを組み合わせたデザインは、Crockett&JonesやChurch's、Enzo Bonafeでもありましたよね。

maeego.hatenablog.com

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 おそらくクラシックなスタイルの1つとして認知されてきたデザインなのではないかと思われます。

 本靴はさらにキルトが加わっていますね!

 キルトはゴルフシューズが始まりと言われていましたよね。

この春履きたいフレンチローファー。HESCHUNG (5)キルト サドル - 靴と歩む、僕の...

 ただし、本靴はスリッポンのシングルモンクですので、ゴルフシューズというよりはデイリーシューズでしょうか。

 カントリー色を強調する装飾デザインの意味合いが大きいのかなと思われます。

 ボリューム感も、インパクトも、たっぷりですね!!

 ただし、本靴はイギリス靴では無く、イタリア靴です。

 非常にイギリス靴的な印象ですが、バックルやコバのデザインが若干イタリア的でしょうかね!?!?

 そして、やはり上質さがシルバノ・ラッタンジですね!!

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 

 


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