こんにちは。
今日も晴れました。
日中はすっかり陽気を感じるようになりましたね。
なんだか一気に・・という感覚です。(早)
衣替えしていかないとですね。
前回の続きです。
SANTONIについて書いています。
それでは靴を見ていきましょう
SANTONI MGMS16931NEAIOWSU46
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しなやかでスマートな雰囲気ですよね?
実はアッパーのカーフの色はブラックではありません。
ネイビーカーフ
一見するとブラックのようにも見えますよね!?
でも、よく見ると、
艶の奥に青みが感じられ、
コバとの色味も少し違います。
ブラックに近いネイビーでドレス感がありつつも、さり気なく個性がありますね。
こうした微妙な色味を表現できるのは流石サントーニだと思います!
それにしても、しなやかそうなカーフですね!(美)
サントーニはレザーのクオリティにも定評があるブランドで、
高級時計ブランドIWCは革ベルトにサントーニのレザーを採用しています。
ラスト
ラスト名の記述が無いので名称は分かりません。
スーッと長く伸びたノーズはロングノーズです。
ボールジョイントからトゥへと内外両側から真っ直ぐ窄まっていますね。
トゥはコンパクトなスクエアです。
このエッジの効いた直線的なシェイプは特徴的ですね!
横顔
クィーターの革の切り返しがあります。
ダービーをベースとしたシングルモンクですね。
羽根は2ホール分あるかどうかくらいのコンパクトなサイズです。
Vフロントような角度も必要無いくらいで、僅かなカーブラインを描いていますね。
羽根の付け根からソールへのカットラインは直線的なラインです。
そしてステッチが特徴的なデザインですね。
羽根から続くシングルステッチの後方に、ソールまで伸びる台形のステッチが施されています。
台形と書いたのは、後方側のラインが少し傾斜しているからです。
ここの傾斜した直線のステッチラインは、アウトサイドカウンターのステッチと対称になっているように思います。
そのアウトサイドカウンターのステッチは、逆に傾傾した直線ですね。
しかもダブルステッチとなっていて、羽根周りのステッチ量ともバランスが良いですね。
計算されたデザインだと思います。
ステッチ量が多い事でややカジュアルな印象の横顔ですが、
細やかなステッチは美しく、
シャープな直線が対称的にデザインされる事でモダンな印象に仕上がっていると思います。
ストラップ、バックル
ストラップはドレスシューズらしい細さですね。
先端はシャープな剣先型で、スマートな印象です。
対応するバックルもコンパクトなサイズです。
しっかり角のあるスクエア型で、シャープな印象です。
艶のあるシルバーはネイビーカーフとの相性も良いですね。
後ろ姿
アウトサイドカウンターがあります。
上でも書きましたが、サイドは傾斜した直線のカットラインとステッチラインです。
センターの下3分の1くらいを切り込んで寄せています。
市革はありません。
ヒールカップの丸みがしっかり表れていますね。
ヒールのコバは少しだけ張り出しています。
ヒールブロックの積み上げは高くは無いです。
どっしりと安定感のある後ろ姿ですね。
ソール
レザーソールのように厚みと凹凸を抑えたオリジナルのラバーソールです。
ウエストにはブランドロゴも入っていますね。
半カラス仕上げのようにウエストはブラックで、前方をオレンジ色に変えたデザインです。
歩くときにチラッと見えるカラーが洒落ていますね!
感想
一見すると現代的でドレス感のあるシングルモンクです。
しかし、ノーズが長く、ネイビーカラーで、サイドのステッチもデザイン性が感じられ、やはりイタリア靴ブランドらしい個性的なドレス感となっていますね。
今回はここまでです。
ではでは。