こんにちは。
今日も晴れました。
やはり空気が冷たいですね。
もう真冬の寒さでは無いのに、何だか寒いですね。
前回の続きです。
「Stefano Branchini」の靴を取り上げる・・・前に、
もう少しだけ雑談を書かせて下さい。(謝)
決して勿体ぶっているつもりは無くてですね、、、
久しぶりにイタリアに目を向けていると、
僕の変なテンションが上がっていまして・・・。(苦笑)
思いの丈を出させて下さい。(謝)
ベルルッティのシングルモンクを取り上げた事で、僕の中でイタリアが気になってきてしまいました。
特に90年代からのイタリアですね。
ファッションもではありますが、やはり靴も気になります!
そういえば、イタリア靴はこれまで殆ど取り上げてこなかったように思います。
個人的には昔買ったイタリア靴で今も手元に残しているモノはあります。(好)
でも、ここ何年もイギリス靴の人気が続いていますし、僕もすっかりイギリス靴比率が高くなりましたね。
イギリス靴の歴史を考えれば、
実は何十年(?)、ひょっとすると百年以上(??)、
もちろん浮き沈みはあったでしょうが、
紳士靴の中心はイギリス靴なのかなとも思えます。
ただし、
前2回で書いたように、90年代頃からのイタリアスタイルがメンズファッションに与えた影響は大きかったように思います。
それによって「それまでのクラシック」からイタリアの影響を感じる「現代的なクラシック」へと切り替わっていきました。
ドレスシューズにおいても、イタリア靴のロングノーズが勢いを増していきましたね!
それに対して、「それまでのクラシック」であるイギリス靴のショートノーズは後退していきました。
しかし、ファッショブランドの資本下にあったイギリス靴ブランドも時代の流れに対応していきました。
ノーズの長いスマートな現代的ラストを開発し、ぐんぐんと巻き返し、再びメンズシューズの中心に返り咲いたように思います。
そして、今度はイタリア靴が何となく影に隠れてしまったかなぁと思う今日この頃です。(苦笑)
でも、どうしてイギリス靴が再び人気となり、イタリア靴が押されてしまったのでしょうね?
その理由を勝手に考えてみると、
メンテナンスしながら長く履き続けたい気持ちが高まってきた事が影響しているのかなぁ。
この点、イギリス靴には質実剛健な作りと、安心して選ぶ事ができるデザインが揃っていますよね。
分かりやすい例が定番モデルやシグネチャーモデルです。
長く作り続けられてきた完成されたデザインと高い品質の作りから、長く履き続けられそうな魅力を感じるのです。
それに対して、イタリア靴には定番モデルというものがイメージしづらいかなぁ・・・。
また、マッケイ製法が多く、ある程度履いたら終わりというイメージもあるかなぁ・・・。
でも、よく考えてみれば必ずしもネガティブな訳では無いですよね?
世間一般的な基準では定番モデルなのかもしれませんが、自分にとっては他に変え難いくらい惹かれるデザインだってあると思います。
ここで僕の経験と反省から一言書かせて頂きますと、流行のデザインには注意が必要ですね・・・。
軽い気持ちで流行に乗ると、流行の熱が冷めると途端に着用しなくなる事がありますので。(病)
やはり自分の気持ちが強く惹かれるという事が大事ですね!
それは定番モデルなのかもしれませんし、その時に流行っているデザインなのかもしれませんし、どちらでも無いデザインなのかもしれません。
いずれにしても、それが自分にとっての定番となりうるのかなと思います。
そういう意味で、個性的なデザインが多いイタリア靴が選択肢に入っていても良いですよね。
また、マッケイ製法でも、日本の靴修理屋さんの技術ならハーフラバーやハーフレザーを綺麗に貼り、それを張り替えることも出来ますし、もちろんオールソールだって可能です!
ですので、イタリア靴だって長く履き続けられない訳では無いのかなと。
特に近年は、といっても僕の個人的な感覚ですが、ドレススタイルのカジュアル化やフレンチトラッドのように定番的なアイテムを自由に組み合わせて楽しむ流れを感じます。
つまり、ファッションの自由度が高くなってきましたよね。
そして、合わせる靴の自由度も上がってきましたよね。
自分好みのデザインが効いたドレスシューズも合わせやすくなってきているように思います。
という事で、次回こそ「Stefano Branchini」のシングルモンクを取り上げたいと思います!
ではでは。