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さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (65)Berluti ②

 こんにちは。

 今日は本当に雪が降りました・・・。

 幸い積もる程では無かったですが、寒っ、冷たっ!

 夜も降り続けているのですが、明日はどうなっているのだろう。

 

 今日はフィギュアスケート男子シングルのフリープログラムがありましたね!

 注目の羽生結弦選手、クアッドアクセルに挑戦しました!!

 あと少し、素人目には着地した足の踏ん張りが効けば転倒せずに・・

 後半は立て直し、完成度の高さは群を抜いていましたね。

 ミスがあっても最終的には4位まで上ったのですから。

 3位に宇野昌磨選手、2位に鍵山優真選手と、見事メダルを取ってくれました!

 1位はネイサン・チェン選手で、安定感のある王者の滑りでした!

 それぞれが挑戦をし、この試合は通過点で、その先の高みを目指している、

 だからこそ、この大きな舞台に全力で挑戦できたのかなと思いました。

 

 正直採点競技は僕には分からないのでフィギュアスケートにもそこまで興味は無かったのですが、羽生選手が登場して変わりました。

 しなやかな動き、高いジャンプ、歪みの無い回転、音と一体化した動作、全ての完成度が非常に高く、全てが濁る事なく流れるように繋がっている。

 完璧とはこういう事なんだなと思いました。

 そこで更に難易度の高い技に挑戦していくというのは一体どういう領域なのだろう。

 その姿を観る事ができるのは非常に幸せな事です。

 ありがとうございます!!!

 

 ベルルッティのシングルモンクについて書いています。

 今回はこちらです! 

Berluti タトゥ ダービー シングルモンク

 

 詳しい情報は・・・今回も見つけられず。

 

 素直に靴を見ましょう!

フォルム

 スーッと伸びたノーズは長過ぎないバランスで、現代的なクラシックと言える印象です。

 特に目に付くエッジも無く、優しく足を包み込むようなフォルムですね。

 

 特にトゥが印象的だと思います。

 丸みのあるラウンドトゥで、高さも抑え気味という訳では無く、

 意外と(?)ボリューム感を感じますね。

 

 そういえば、JMウエストンの時に見たクラシカルなフォルムもそんな印象だったような・・・。

さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (56)J.M.WESTON 531 ② - 靴と歩む、僕の...

 90年代以前頃のクラシカルなドレスシューズを念頭に、コンパクトなショートノーズの英国靴に対し、ボリュームのあるショートノーズの仏国靴というイメージを持ちました。

 そういう意味では、本靴もフランス的なクラシックを感じます。

 

 それに輪を掛けているのがコバだと思います。

 ・・・コバ??

 そう、コバです。

 もう一度1つ前の画像を見ると、コバが全然張り出していませんよね!

 その上、角が丁寧に削られていて厚みも感じさせません!!

 これによってアッパーの輪郭が際立っているように見えます!

 

 あらためてラストについて考えているのですが、

 「Galet」かなぁ???(予想)

 

デザイン

 クォーターの革の切り返しがあります。

 ダービー(外羽根)をベースとしたシングルモンクですね。

 

 羽根の付け根からソールへのカットラインを見ると、

 ウエストの奥の方へカーブを描いています。

 クラシカルなドレスシューズらしいデザイン・・・

 なのですが、

 よく見ると、ヴァンプの革の切り返しの下にクォーターの革の切り返しが置かれて縫い合わされています!!

 オーソドックスなダービーとは逆の配置で、バルモラル(内羽根)で使われる構成ですよね!!

 それ程目立つわけでは無く、さり気なくデザインを効かせています!!

 

 羽根はVフロントのように角度をつけてカットされています。

 オーソドックスなシングルモンクであれば、その羽根からストラップが伸びるのですが、

 本靴は羽根の上から別途ストラップが被さるデザインです。

 ストラップはドレスシューズらしい細めの幅です。

 付け根を見ると、羽根の中に入るような付け方がされていますね。

 バックルは凝ったデザインとなっています。

 長方形がベースで、一辺は革のベルト通しです。

 反対のピンが乗る辺は金属の菅が被さっています。

 そして、長辺の外側のラインが上へ向かって広がるのは珍しいデザインですね!

 ポセイドンの三又槍のような感じ??

 

 アクセサリーのようなバックルで印象的なディテールですね。

 

CASETiFY

パーフォレーション

 トゥから羽根の付け根を通り、クォーターのカーブに沿って、親子穴のパーフォレーションが施されています。

 クォーターの上にヴァンプが乗る構成としたのもパーフォレーションの連続を見せるためでしょうね。

 

 イギリス靴のブローグのようにステッチが併走されたりギンピングが施されたりという事が無いので、大人しいパーフォレーションです。

 フランス流のブローグとも言えそうですね。

 確か、オルガ期のベルルッティでは「タトゥ」と呼ばれていましたよね??

 

後ろ姿

 踵は縫い割りで、上端はドッグイヤーです。

 ヒールカップの丸みがしっかり現れていて、上がキュッと窄まっていますね!

 

 ソールのコバも張り出しが無く、ドレス感のある後ろ姿です。

 

ソール

 オリジナルデザインのラバーソールです。

 ゴツさが無く、ドレス感のあるラバーソールですね!

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 

 

 


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