こんにちは。
今日も晴れました。
寒さも幾分和らいだような気がしました。
JMウエストンのシングルモンクについて書いています。
前回はクラシカルな印象の「531」でした。
今回はこちらです。
J.M.WESTON 529
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状態の良いユーズドですね。
現行品がないか探してみたのですが、
日本の公式オンラインショップには無さそうですね・・・。
でも、本国の方には有りますね!
Derby boucle Flore[homme cuir lisse bordeaux]eu.jmweston.com
「フローラライン」です。
FLORA(フローラ)
確か2001年にミッシェル・ペリー氏が招かれてから誕生したラインだったような。
でも、「フローラライン」についての情報がなかなか見つかりませんね・・・。(困)
ミッシェル・ペリー氏が加入した頃の様子が窺われる記事を見つけました!(感謝)
老舗名門ブランドには、殊に紳士靴の世界では、昔から変わらないスタイルを愛する大切な顧客がいるのですね。
それが「父親が息子を連れてやってくる店」という言葉に現れています!
そんなコンサバティブな世界にレディースシューズで有名になったミッシェル・ペリー氏が入る事には、往年のファンにとって多少の疑問もあったそうです。
しかし、そうした事をブランド側もきちんと理解していて、伝統的な「クラシックライン」とペリー氏の新しいラインの2展開で進めていきました。
それが「これからは息子が父親を連れてきてもいいのではないか?」という言葉に現れていますね!
いずれも素敵な言葉ですね!!
更に、公式サイトをチェックしていた時にこちらも読みました。
「French Style」という項目に!!!!って!(笑)
書き出させて頂きますね。
「パリジャンのスタイルは、対照的な要素から生まれるバランスがすべて。偉大なクラシックには貴族の退廃的なロックを、上品な素材には野性的なエッセンスを、〜。〜クラシックスタイルに新たなエスプリと魅力を吹き込むこと。」
僕がイメージするフランス的なデザイン、フランス的なスタイルがまさにこういう感じです!
クラシックとモダン、エレガンスとアヴァンギャルドが両立する世界ですね。
それは1つのアイテムの中で表現される事もあれば、全体のスタイリングの中で散りばめられる事もありますよね。
同質なデザインで纏める統一感のある美しさもありますが、敢えて異なるデザインを適度に取り入れて生まれる調和の美しさも魅力的です!
話を戻しますね。(苦笑)
肝心の「フローラライン」です!(笑)
先ほどの記事の中でペリー氏による新ラインとして名前が挙がっているのは、「アストンライン、サヴィルライン等」までで、「フローラライン」は無いですね・・・。
「等」に含まれているのか、もう少し後に誕生したラインなのか、?です。
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何か情報がないかと粘っていたら、2010年1月25日発行『最高級靴読本 Vol.3』には掲載されていました。
その中で「2005年にリリースされた数足限定のモデル「Bagatelle」と同じラストを用いた定番。」と説明されています。
早速「Bagatelle」についてググったところ、こちらの記事を見つけました。(感謝)
スマートなノーズのホールカットです。
特徴的なデザインは、7対という多めのレースホールもさることながら、トゥのパーフォレーションですね!
なんと薔薇です!!
そして、モデル名の由来についての推測が勉強になりました!
「バガテル」という名前は「本来、フランス語に直訳すれば「ピアノの小舟」という意味」だそうです。
ただし、「パリに著名な「バガテル公園」というバラ園がある」そうで、「そっちから来たんかな〜」という鋭いご推測!!?
薔薇のパーフォレーションから「バガテル公園」、
だとすれば、
「バガテル公園」からの「フローラライン」!!?
ってなりませんかね。(笑)
ただし、きちんとした情報は見つけらていませんので、やはり推測の域です。(楽)
も一つ貴重な「Bagatelle」情報を見つけました。(感謝)
2007年10月の記事でしょうか。
薔薇で有名な(!?)高島屋の新宿店にJMウエストン出店した記念に数足限定で再販されたそうです。
老舗デパートの凄さですね!(凄)
「フローラライン」に戻りますね。(苦笑)
2005年に登場した限定モデル「Bagatelle」と同じラストを用いたという事は、
「フローラライン」は2005年以降に誕生したラインになるのかな??
因みに2004年6月20日発行の『最高級靴読本 Vol.2』には掲載されていません。
今回はここまでです。
ではでは。