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さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (43) JOHN LOBB ASHILL ②

 こんにちは。

 今日は晴れました。

 でも、暖かさは感じられなかったかな。

 

 ジョンロブのシングルモンクに入ってきました。

 最初に取り上げているのが現在もラインナップされている「ASHILL」です。

 前回はトップリフトのデザインの変遷について書いたところで終わってしまいましたね。

 本当は誕生時期を探っていたのですが・・・。(苦笑)

 トップリフトが「JL・馬蹄形」デザインとなったのが2000年前後から2014年末頃までと思われ、その時期には作られていた事までは分かりました。

 

 そろそろ靴を見ていきましょう!

ラスト7000

 2001年に発表された現在の主力ラストです。

 (誕生は2000年なのかな。)

 スッと伸びたノーズと絶妙に美しい小ぶりのラウンドトゥです。

 現代的なスマートさもさることながら、優雅な佇まいは王者の風格でしょうか。

 プレーントゥですので、そのフォルムの美しさがそのまま現れていますね!

 

 この点、「ASHIL」はラスト7000しか見つけられません。

 ひょっとしたらラスト8695以前は無いのかもしれませんね。

 だとすると、2001年以降に誕生したモデルなのかな??

 

 ちょっと脱線します。

 前回書きました「JL」デザインのトップリフトが誕生した時期の件ですが、

 なんとなくラスト7000の誕生と重なるのではないか、という予感がしてきました。

 スタイリッシュなデザイン同士で相性が良いですよね!?

 

横顔

 クォーターの革の切り返しがあります。

 ダービー(外羽根)をベースにしたシングルモンクですね。

 

 羽根の付け根からヒールの手前までのカットラインはカーブを描いています。

 やはりクラシカルな上品さを感じますね。

 

 無駄が無く、美しいカットラインですね!

 カット技術なのか、コバ処理技術なのか、縫製技術なのか、専門的な事は分かりませんが、

 ジョンロブはライン1つ1つが本当に綺麗ですね。

 『王様』とはこういうことなのかな。

 

ストラップ、バックル

 羽根の大きさはかなりコンパクトで、ダービーであれば1ホール相当でしょうか。

 羽根の付けから殆ど角度をつけずに伸びています。

 そのためVフロントよりも大人しく、上品な印象ですね!

 

 その上で、

 左右の羽根が交差する辺りからしっかり角度がついてカーブしていますね。

 特にストラップは斜め後方へ向かって伸びるほどのカーブを描いています!!

 まるでサイドモンクのようですね!!

 これが実にエレガントな印象を生んでいます。

 スマートなラスト7000にもぴったりですね!!

 

 ストラップの幅はドレスシューズらしい細さとなっています。

 先端は下部だけがカーブを描いています。

 羽根から伸びるカーブラインを綺麗に〆ていますね!

 靴を全体から眺めても、各所のカーブともバランスよく調和しています!

 エレガントな印象を生んでいるのはこういうデザインにもあるのでしょうね。

 

 バックルは小ぶりで上品です。

 コの字形で、ストラップの先端側は革製のベルト通し(遊革)になっています。

 角のあるスクエアで、艶のあるシルバーで、シャープな印象がします。

 さり気なく美しいバックルはアクセサリー感がありますね!(輝)

 それでいて、ベルト通しがクラシカルな雰囲気も感じさせます。

 

後ろ姿

 縫い割りで、上端はドッグテイルです。

 上端のダブルステッチはジョンロブのシンボルですね!

 

 トップラインはアウトサイド側が低くデザインされています。

 ヒーカップの丸みも綺麗です。

 

 ヒールブロックはしっかり幅があります。

 

 ジョンロブの後ろ姿はエレガントでありながら力強さが感じられますね!

 エドワードグリーンとは違った印象です。

 

ソール

 スタンダードラインのシングルレザーソールです。

 スタンダードとは言ってもジョンロブです。

 上質なレザーにヒドゥンチャネルです。

 

 トップリフトのラバーはラスターで、もちろん現行デザイン(品)です。

 

感想

 ラストの中でも触れましたが、おそらく、ラスト7000が登場した後に誕生したモデルではないでしょうか!??

 僕がそう思った理由は、

 ラスト8695時代の「ASHILL」が見つからない事もあるのですが、

 斜め後方へ流れるストラップのデザインからです!

 このデザインがラスト8695の時代に誕生し得ただろうか・・・

 と思ってしまうくらいラスト7000のスマートなフォルムによく似合っていて、

 実にエレガントです!

 

 基本的にはダービー(外羽根)をベースとしたクラシカルなシングルモンクなのですが、ラストとストラップの角度を変えた事でグンと現代的にアップデートされていますね。

 伝統的なシングルモンクとは少し違う、でもクラシカルな美しさが感じられる、絶妙なデザインセンスだと思います。(凄)

 

 スタンダードラインですので、まさに現代的なシングルモンクの新しいスタンダードに相応しい完成度ですね。(感服)

 

 今回はここまでです。

 ではでは

 

 

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