こんにちは。
今日は・・雪、降りましたね。
予報では言われていましたが、
積もる程とは・・・。
幸い大雪までは行かなかったので、多分明日の日中には溶け・・て欲しい!(願)
エドワードグリーンのシングルモンクを取り上げています。
今回はこちらです。
EDWARD GREEN OUNDLE
ストラップはシングルです・・が、サイドモンクですね!
まずはこちらから。
製造時期
ライニングには小窓があり、サイズやウィズ、ラスト等が記載されています。
新工場で作られた靴ですね。
ソックシートを見ると、ブロック体の横書きです。
2014年から現在まで採用されているデザインですね。
という事で、本靴も2014年以降の製造と思われます。
ブラックレザーのソックシートにゴールドの箔押しは高級感がありますね!
サイドモンクストラップ
「OUNDLE」の一番の特徴は、やはりサイドモンクストラップです。
「バリエーション」のところでも書きましたが、
サイドモンクの誕生はジョンロブ(パリ)の「1998年 イヤーモデル」と言われているようです。
ドレスシューズの歴史の中ではかなり新しいデザインですね!
そしてスマートでエレガントなデザインです!!
因みに、ジョンロブはその後ラスト7000を開発し、世界はスマートな現代的ドレスシューズの時代に入っていきます。
そうして振り返って見ると、サイドモンクはその幕開けだったのかも!?!?
脱線してしまいました。(苦笑)
「OUNDLE」を見ると、ベースとなっているパターンはバルモラル(内羽根)のプレーントゥですね。
インサイド側の羽根が甲をしっかりと覆うように広くデザインされ、その上端(トップライン側)にストラップが延長されています。
そのストラップには特に目立った角度は付いておらず、ソールのウエスト奥辺りに向かって下がり気味にデザインされていますね。
それが落ち着いた印象をもたらしているように思います。
ストラップの幅はドレスシューズらしくやや細めです。
対応するバックルも小振りの長方形で、短辺が僅かに平たく幅広でしょうか。
角は丸みがありますね。
艶を抑えたシルバーで、クラシカルで上品な印象です。
横顔
クォーターの革の切り返し(ヴァンプの〜と言った方が良いのかな??)のカットラインは、ウェストの真中辺りへと穏やかなカーブを描いて落ちています。
クラシカルなエレガンスが感じられるカーブラインですね。
そのままソールのウエストも見てみると、
コバが丸みを帯びるように削られています!
ドレス感の高い仕上げですね。
ラスト82
ラスト82は「TROON」でも登場しましたね。
2003年に誕生した現代的ラストです。
スーッと伸びたノーズに、小振りのラウンドトゥです。
サイドモンクはモンクストラップシューズの中でもエレガントな印象なので、スマートなラストとの相性は間違いないですね!
ヴァンプ
ここまでシングルモンクを沢山見てきたので、あらためて思った事があります。
サイドモンクはヴァンプとクォーターのバランスがバルモラルと同じようにデザインされているので、シングルモンク程ノーズが長く見える訳では無いのかな、と。
割と新しいデザインであるにもかかわらずクラシカルな雰囲気を感じるのは抑制の効いたノーズ長にもありそうかなと思いました。
また、靴紐が無く、印象の強い金属素材のバックルもサイドに隠れ気味なので、正面から眺めた時に甲全体がすっきりしていますよね。
そのためプレーントゥとの相性も良いように思います。
今回はここまでです。
ではでは。