こんにちは。
今日も曇り気味の晴れでした。
そして、寒かったですねぇぇ〜。
風が冷たくて、油断すると指先が冷えてしまうくらい。
前回の続きです。
エドワードグリーンのシングルモンクを取り上げています。
今回はこちらです。
EDWRD GREEN WALPOLE
モデル名の記載が無いのであれこれググりました。
おそらくこちらの靴と同じモデルではないかと思われます。(感謝)
トゥやストラップ等の特徴的なデザインが共通しているかな。
という事で「WALPOLE」・・・だと思います。(!?)
製造時期
ライニングには小窓があり、サイズやウィズ、ラストが記載されています。
新工場製ですね。
ソックシートを見ると、囲み無しのブロック体のロゴです。
前回と同じデザインで、2004年頃から2014年頃の製造と思われます。
ラスト888
ラスト888は前回の靴と共通していますね。
2002年頃に誕生した現代的なラストで、
スラリと伸びたノーズとほんのりシャープなスクエアトゥです。
トゥ
間違いなくスクエアトゥですね!(笑)
そして、前回の靴と同じくキャップトゥでメダリオンが施されています。
この辺りのデザインも前回の靴と同じだと思います。
クォーター
クォーターの革の切り返しがあります。
そのため、ダービー(外羽根)のように羽根があります。
羽根の付け根からソールへのカットラインは、斜め後方へのストレートです。
クォーターのデザインも前回の靴とほぼ同じだと思います。
そう!
今回の靴は前回の靴と結構似ているんですよね!!?
でも、大きな違いが1つあります。
もうお気づきでしょうか??
ストラップ、バックル
本靴で一番の特徴は、ストラップのデザインですね!
まずは「ストラップの幅」に注目です!
甲の上に乗る箇所は少し太めですね。
上下のラインも並行です。
そしてバックルにかかる辺りから窄まっています!
Y字のようなフォルムで、デザイン性の高いストラップですね。
バックルのサイズは小ぶりです。
角に丸みのある長方形で、四辺とも均等な厚みと細さですね。
デザインも標準的で、控えめで上品なバックルです。
ただし、「バックルの位置」は特徴的です!
オーソドックスなシングルモンクのそれよりも少し低い位置に付いていますよね。
その理由はおそらく前述したY字のようなストラップにあるのではないかと思われます。
というのはストラップの太い部分が甲をしっかり覆うよう長めにデザインされている事から、バックルにかかる穴の位置が変わり、バックルの位置も低くなったのでは!??
こうした小さな(!?)変更によって、見慣れたオーソドックスなデザインとは違った個性的な印象が生まれていますね!
更に、「ストラップ全体の構造」が特徴的です!
クォーターの上に更に帯状の革の切り返しがありますよね。
この革がストラップを構成しているのです。
まるでコートのウエストをベルトを締めるような!!?
ん?
このデザイン、どこかで見たような・・・
!!
Church'sの「WESTBURY」ですね!
「WESTBURY」もクォーターとは別の革パーツによってストラップがデザインされていましたよね。
因みに、両靴の構造的な違いは、
「WESTBURY」はクォーターが無く、スリッポンのような構造ですが、
「WELPOLE」はクォーターが有り、ダービーのような構造となっています。
感想
いくつものデザインが層状的に入る事で重厚さが感じられますが、
そこはやはりエドワードグリーンで、
独特の柔らかさ、円やかさ、も感じられます。
クラシカルで重厚な、
でも上品な、
そしてデザイン性が効いた、
シングルモンクですね!!
今回はここまでです。
ではでは。