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さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (35) EDWARD GREEN キャップトゥ

 こんにちは。

 今日は曇り気味の晴れでした。

 夜になってグンと寒くなりましたね。

 

 前回の続きです。

 エドワードグリーンのシングルモンクを取り上げています。

 今回はこちらです!

EDWARD GREEN キャップトゥ

 モデル名を探しているのですが、なかなか見つかりませんね。(悔)

 現行には無いデザインなようでして・・・

 という事で、まずは製造時期から。

製造時期

 ライニングには小窓があり、サイズやウィズ、ラストなどが記載されています。

 新工場になってからの製造ですね。

 ソックシートを見ると、囲み無しのブロック体ロゴです。

 現在の1つ前、2004年頃から2014年頃のデザインですので、その頃の製造でしょうね。

 

トゥ

 本靴の一番の特徴的なデザインは、トゥだと思います!

 

 まず、トゥに革の切り返しがありますね。

 カットラインは直線ですので、キャップトゥです。

 これまでウィングチップのシングルモンクは取り上げましたが、キャップトゥは意外と少ないように思います。

 

 そして、メダリオンが施されています。

 細やかで丁寧な仕事ですね。

 

 他にパーフォレーションやギンピング等は無く、装飾はメダリオンだけです。

 

 シングルモンクはどことなく畏った雰囲気があり、

 本靴は明るいブラウンカラーでカントリーっぽい雰囲気もあるからか、

 まるで紋章のような印象ですね!

 

ラスト888

 ラスト888の登場は2002年頃です。

 当時エドワードグリーンに在籍していたトニー・ガジアーノ氏が作ったラストですね。

 そのベースとなったのがラスト808です。

 ラスト808は「MACMILLAN」の時に取り上げましたね。

さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (33) EDWARD GREEN MACMILLAN - 靴と歩む、僕の...

 808の誕生は1998年。

 エドワードグリーンの再興に尽力された当時の社長ジョン・フルスティックがトップドロワー専用ラストとして開発しました。

 ただし、細身で甲も低い事から履ける人が選ばれるとも・・・。

 そこで808をベースに、甲やウィズにゆとりを持たせのが888です。

 ロングノーズでスクエアトゥの888はスマートで現代的なフォルムですね!

 

ストラップ、バックル

 ストラップの幅は少し太いくらいでしょうか。

 細くスマートに、というよりは、ベルトでしっかり、という感じですね。

 

 対応するバックルも少し幅のある長方形です。

 角に丸みがり、厚みの少ない、とてもシンプルなフォルムです。

 艶消しのゴールドはアンティーク感がありますね。

 

 

クォーター

 クォーターの革の切り返しがあります。

 ダービー(外羽根)をベースとしたシングルモンクですね。

 

 羽根の付け根からソールへのカットラインは斜め後ろへのストレートです。

 エドワードグリーンのシングルモンクはこのデザインが多い印象がします。

 

後ろ姿

 踵は縫い割りで、上端には補強の革が縫い付けられています。

 

感想

 メダリオンが施されたキャップトゥとシングルモンクの組み合わせは、どちらもデザイン性が高い事もあって存在感がありますね。

 更に、色ムラによるアンティーク感のある明るいブラウンのカーフによって存在感が増しています。

 そしてロングノーズのラスト888により、まるでイタリア靴のような印象ですね!

 

 カジュアルなデザインですが、上質さが感じられるので砕け過ぎていませんね。

 艶っぽいイタリアンスタイルにも合いそうですし、

 トラッドなカントリースタイルにも合いそうですね!!(楽)

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 


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