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さり気なく、華やかに、シングルモンク。 (32) EDWARD GREEN 60年代ヴィンテージ

 こんにちは。

 今日も晴れました。

 寒さはそこまでではなく、穏やかな冬でしたね。

 

 前回はエドワードグリーンの歴史をざっとチェックしました。

 2000年前後くらいから日本でも高級靴の人気が上がってきたように思うのですが、その牽引役と言っても過言ではないブランドがエドワードグリーンだと思います。

 上質な素材と丁寧な作り、クラシカルで美しいデザインは明らかに特別なオーラを放っていてました。

 その象徴的なディテールがスワンネックとライニングの小窓でした。

 こういったデザインセンスも見事ですね。

 ただ、あらためて歴史を振り返ると、エルメスに旧工場を売却した後の新工場体制になってからのものだったのですね。

 凄まじい勢いで復活を遂げていった事が分かります!!(力)

 

 それではエドワードグリーンのシングルモンクを見て行きましょう!

 

EDWARD GREEN 60年代ヴィンテージ

 モデル名は不明です。

 というのも・・・

 なんと60年代のヴィンテージとの事!!!!(貴)

 しかも、保存箱、保存袋、シューツリー(写真はChurch'sのモノ)も付いています。

 ただし、サイズは4・・・。

 ショップでは「レディース」と記載されていますね。

 

 もう少し情報がないだろうかと僕なりにあれこれググってみたのですが、見つかりませんでした。

 オールドエドワードグリーンという意味ではこちらの記事も読ませて頂きました。(感謝)

Dead Stock! / Vintage Shoes ① | UNION WORKS BLOG [ユニオンワークスブログ]

 「900」というモデルだそうで、ラストが346。

 そう、ブルックスブラザーズ用のラストですね。

 OEM当時のものか、アメリカ資本下当時のものか、どうなんでしょうか??

 僕が気になったのはラストについての記述でして、その当時からあったラストとして88や32や56などが挙げられています。すなわち、基本二桁である、と。

 そして、本靴のラストは・・・

ラスト233

 そう、3桁なんですよね・・。

 でも、346があったという事は3桁も無かった訳では無い??

 ・・はっきりした事は分かりません。(悔)

 

 本靴に集中しましょうね!

 60年代製という事は旧工場時代ですので、新工場体制の現在には無い木型です。

 

 ノーズは短めで、コロンと丸いラウンドトゥですね。

 ヴァンプもそれ程低く抑えられている感じでは無いように見えます。

 朴訥としたイギリスのオールドスタイルという感じでしょうか。

 

スエード

 60年代という大変古い時代のスエードですが、指撫で跡が見られるほどソフトで綺麗なスエードですね。

 やはり昔の革質は良かったのかなぁ。

 

 ブラウンのスエード、スナッフというのでしょうか、も本靴のような朴訥とした雰囲気のデザインと合わせると一層カントリー感が増すように思います。

 

 

デザイン

 トゥやヴァンプには一切装飾の無いプレーントゥです。

 サイドやバックにも装飾は無いですね。

 

 クォーターの革の切り返しがあります。

 ダービー(外羽根)をベースとしたシングルモンクですね。

 ただし羽根は非常にコンパクトで、スリッポンに近いような印象でしょうか。

 

 羽根の付け根からソールへのカットラインは、鈍角の斜め後方へのストレートです。

 装飾性の無い、非常にシンプルな印象ですね。

 

 羽根の位置は後方寄りで、その分ヴァンプが広く、ノーズが長く見えます。

 

ストラップとバックル

 

 ストラップの幅はドレスシューズとして標準的な太さです。

 

 対応するバックルもコンパクトなサイズです。

 角に丸みのある長方形で、厚みや太さも標準的ですね。

 艶消しのゴールドはアッパーのブラウンスエードと馴染み、クラシカルで控えめな印象です。

 

後ろ姿

 

 縫い割りで、バックステイ上部には補強の小さな革も。

 丁寧な仕事ですね。

 

ソール

 底付けはグッドイヤーウェルト製法でしょうね。

 コバの張り出しが非常に抑えられていて、とても上品なソールという印象がします。

 アウトソールはシングルレザーソールです。

 後からハーフラバーが貼られています。

 

 ウエストに見える刻印はブロック体で「MADE IN 」とありますね。

 このディテールはいつからなのでしょうね??

 

感想

 製造年代やモデルなどが不明で、モヤっとした気持ちが無いと言えば嘘になりますが、(苦笑)

 オールドスタイルのフォルムに、ほっこりとしたブラウンスエードで、控えめで上品なカントリーシューズがイメージできます!

 

 ただ、90年代頃からのイタリアファッションから登場したであろうロングノーズや、2000年前後の現代的ラストで作られたスタイリッシュな英国靴から見ると、真逆とも言えるスタイルですね。

 前回、ジョン・フルスティック氏が現代的にモディファイしていった話を書きましたが、その当時の「典型的な英国クラシックのデザイン」というのが本靴のようなデザインだったのでしょうね。

 

 そして現在、英国クラシックなフォルムに関心のある僕にとっては、本靴も興味深く感じます。

 ゆるっとしたカジュアルスタイルに合わせたら上品かな!!?

 

おまけ

 同じく60年代から70年代頃のエドワードグリーンのフルブローグを紹介している動画を見つけました。(感謝)

www.youtube.com

 ひょっとしたら上で読ませて頂いた『UNION WORKS』さんの記事に掲載されていたモデルと同じでしょうかね!??

 ショートノーズでコロンと丸みのあるラウンドトゥ、高さも感じられますね。

 

 何と言っても革質の良さが圧倒的ですね!!(驚)

 極上のラムレザー のような肌理細かで柔らかそうな質感とカーフらしいしなやかな張りやコシが伝わってきますね!!(美)

 

 今回はここまでです。

 ではでは。

 


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